2022.05.18

エステサロンのホームページ事例7選|費用相場や制作会社も紹介

ホームページを提示する事は、閲覧者に向けて自社の事業や商品をアピールするだけでなく、安心感や信頼感を与える役割があります。

中でもエステサロンのホームページは「おしゃれ」「清潔」のイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。本記事ではエステサロンがホームページを作成するメリットから、イメージにあったホームページデザイン方法や最適な作成方法、費用相場をお伝えします。

最後におすすめのホームページ制作会社が記載されていますので、皆様がホームページを検討する際の参考にしてみてください。

目次

エステサロンがホームページを作成する3つのメリット

エステサロンがホームページを作成することに、どのようなメリットがあるでしょうか。メリットが理解できれば、エステサロンが何を目的にしてホームページを作成されているのかが見えてくるでしょう。以下では3つのメリットを紹介します。

1. 新規顧客へのアプローチになる

エステサロンを経営する上で、お客様が来ないことは死活問題です。新規集客を安定させる為に集客経路を沢山持つ必要があるでしょう。例えば集客手段がチラシのみだとします。

もし自店舗の近所に同業者が起業され、同様にチラシ配りを始めるとどうなるのでしょうか。お客様の奪い合いになることが予想されますよね。

お客様の奪い合いになることは、お互いの店舗にとって避けたいものです。自店舗の経営を維持する上で、ホームページのようにエステサロンの情報を激選して集約する必要性があるでしょう。

ホームページを作成する事は新たにエステサロンを利用しようとしている人達にとって信頼感を与えることができ、直接的な集客方法の手段の一つとしても最適です。

2.他サロンとの差別化を図れる

他サロンとの差別化が図れるのも、メリットの一つでしょう。web媒体で、エステサロンについての情報を分かりやすく伝えることができます。例えば、10~20代の若者をターゲットにインスタグラムなどのSNSを運用するとします。

SNSは情報の拡散だけではなく、利用者とのコミュニケーションを取れるメリットがある一方で、画像や掲載文字数文に限りがある為、サロン企業の特徴や強みが伝わりづらいというデメリットもあります。

ホームページを作成することで、他社との違いや料金プランなどを項目立ててしっかり紹介することができます。お問い合わせまでのハードルを下げることにもつながるので、他サロンと比較された際によりお客様獲得の可能性は高くなるでしょう。

3.リピーターを獲得できる

一度来店されたお客様を再来店させるリピーターの存在が、エステサロンの収入を安定化させます。お客様に対するサービスやコミュニケーションの徹底は勿論のこと、アンケートに答えて貰うことはホームページの質の向上に繋がります。

具体的には、営業時間や臨時休業日といった必須のお知らせ情報とは別にお客様の声としてブログ欄に載せたり、施工例や従業員の声などを設けます。

ブログ欄にお客様の声を載せることで、インタビューされたお客様が継続的に自店舗へ通う意欲を促進させたり、閲覧者がブログから当院に足を運ぶきっかけになるかもしれません。お客様の声をホームページに取り入れることは自店舗のイメージ向上や、ファンの獲得に繋がるでしょう。

エステサロンのホームページ事例7選

ここでは、ホームページ制作時において参考になる、おしゃれな既存のエステサロンのホームページを7つ紹介します。気になったサイトがあれば、ぜひチェックしてみましょう。資生堂ビューティーサロン

引用元:資生堂ビューティーサロン(https://salon.shiseido.co.jp/)

資生堂は、言わずとしれた化粧品事業の大手企業です。数多ある事業の内の一つである「エステサロン」のホームページは、項目の情報が多い割に、デザイン構成が整理されている印象を抱きます。また色彩を派出に使わないことで、落ち着いたイメージを与えています。

エステティックスパ ZA/ZA

引用元: エステティックスパ ZA/ZA (https://zaza-esthe.com/)

神楽坂に店舗を身構えるエステティックスパZA/ZAでは、ヘッダーの企業理念を皮切りに、「ブライダル」「オールハンド」に特化していることが特徴です。また新型コロナウイルス渦中での感染防止策が詳細に併せて記載されているため、ユーザー本位の姿勢が見てとれるでしょう。

サイドメニューにあるお客様の声欄では、実際にお客様から頂いた直筆のメッセージが写真として掲載されているので、信憑性を上げることができるでしょう。

アドラーブル

引用元:アドラーブル(https://adorable-esthe.jp/ )

アドラーブルはキッズやジュニア向けにもターゲットを設定しているので、明るく、ポップなデザインとなっています。トップページでは、大々的にキャンペーンページを設けています。

成人女性を初めとして美白美肌脱毛を主に行っており、脱毛に関するお役立ち記事もサイドメニューに記載されていることが大きな特徴でしょう。

店舗数と脱毛サロン業界の多部門で利用率No.1の実績があるため、集客の点で有効に働いているといえるでしょう。

銀座カラー

引用元:銀座カラー(https://ginza-calla.jp/ )

銀座カラーは女性専用サロンを掲げています。赤と白を基調としたデザインに丸みを帯びたフォント、必要以上に文字を入れない配慮など、全体のバランスがとれたホームページであることが特徴として挙げられるでしょう。

予約のとりやすさと通いやすさも強みとしており、お客様にストレスを感じさせるといった影響を防ぐ効果も期待できます。

エステ&ネイル&まつエクサロンjunon

引用元: エステ&ネイル&まつエクサロンjunon (http://junon-hachinohe.com/)

青森県八戸市に拠点を置くjunonは、その名の通り「エステ」「ネイル」「まつエク」と多岐に渡った施術メニューの紹介がされています。

また、ピンクを基調とした統一感のあるデザインと、サイドメニューに外部リンクとしてコスメ商品や、junonの提携先のスクールなどが記載されているのも大きな特徴と言えるでしょう。

AMRTA六本木

引用元:AMRTA六本木(https://amrta-roppongi.com/ )

六本木でNo.1の実績を誇るエステサロンAMRTAは、優雅で高級感のある印象を演出しています。

Ozmallの口コミサイトでは満点評価を獲得し、投稿されたお客様からメインターゲットの年齢層が35~40代と高めだと想定できるでしょう。

ホームページ内のコラム欄に、よくある質問集が記載されています。下記にWEB予約を誘導する導線が敷かれているのも人気の理由の一つかもしれません。

参照元:https://spn.ozmall.co.jp/relaxation/0150/review/


セラピールーム ダヤ

引用元:セラピールーム ダヤ(https://www.therapyroom-daya.com/ )

三重県津市にあるセラピールーム ダヤでは「心と身体のデトックス」をコンセプトに、通常のフェイシャルメニューとは別途で国内ではまだ珍しいホットストーンを使用したサービスを展開しています。

そのためホームページには写真ではなく動画を採用しており、より施術されるイメージを膨らませることが可能です。

動画を掲載する際には、閲覧者の負担にならない配慮を行いましょう。こだわりがあるサービス情報を載せたい場合に上記の様な手段を取ることで、写真を活用するよりも閲覧者に興味を抱かせ、集客向上に繋げることができるかもしれません。

エステサロンのホームページ作成時に気をつけたい3つのこと

「ホームページを運営しているのに、問い合わせや集客にまったく結びつかない」というケースは意外と少なくありません。

事実、エステサロンは開業1年で50%、3年以内に90%が廃業に追い込まれている状況で生き残るには作成時から気をつけるポイントが沢山あります。ここでは大事な3点に絞って紹介します。

1. ペルソナを明確にする

そもそもペルソナとは、マーケティングにおいて活用される概念であり、サービス・商品の典型的なユーザー像を指しています。似た用語でターゲットがありますが、ターゲットは人物像に幅を利かせている特徴があります。

ターゲットは勿論ペルソナが明確でないと、誰に何を伝えたいのか、どのようなアクションをとってほしいのかも伝わりません。エステサロンに通われる方は様々な悩みを持っていることが予想されます。例えば、20代女性のようなターゲット設定するとします。

すると従業員の間で認識にズレが生じてしまう場合があり、結果的に無駄な時間やコスト作業が生じるでしょう。一方で以下の様にペルソナ設定をしていればより詳細にターゲットを設定するので認識の統一が容易になります。

ペルソナ例
・20代女性
・インスタグラムをよく利用する
・ダイエットしてる人
・イベントがある

ペルソナ設定はターゲットをより細分化させる為、一見手間が掛かる作業に思われるかもしれません。しかし結果的にどの層にアプローチすれば良いかを可視化させる事ができるので取るべき行動が明確になるのです。

2.サロンの内装やスタッフ写真を掲載するコンセプトに合った美しい写真を使用する

顔映りが良い写真や清潔感のある内装の写真を多く使用することでお客様に安心感を与えることができるでしょう。ホームページに掲載されている写真が少なかったりというだけで、新規のお客様が来院するチャンスを逃すことは十分にありえます。

掲載されている情報が文字のみだと、集客向上に繋がるとは限りません。いくら文章が優れ分かりやすかったとしても実際に目で見て確認しないと雰囲気が伝わらないため、来院を検討しているお客様には不親切です。

施術を担当するスタッフの顔がわからないことも不安要素になる可能性があります。なぜなら、エステサロンは従業員との身体的距離が近いサービスのため、お客様にとっては大いに気になる部分だといえるからです。

3.自店舗のコンセプトを打ち出す

そもそも、何故コンセプト作りが重要なのでしょうか。コンセプトを打ち出す理由は以下の2点です。

・お客様に対してエステサロンの存在価値や姿勢、価値観を打ち出したい
・経営方針に一貫性を持たせたい

コンセプトが曖昧だとペルソナ設定やお客様への個別対応にも支障をきたす恐れがあります。競合他院との差別化を図るうえでも、自店舗の強みなど特徴となる点についてホームページに掲載しましょう。

お客様と接する時間の多いエステサロンだからこそ、企業理念や企業目標に限らず「自店舗がどのようなニーズに応えられるのか」を伝えるようなホームページを作成することが重要なのです。

エステサロンのホームページに掲載するべき内容

ここでは、エステサロンのホームページを制作する際に載せておくべき内容について紹介します。

料金・メニュー

利用される方がもっとも気になる部分といっても過言ではありません。オプション料金や月額会員制度を導入したい場合、どのくらい費用がかかる必要があるのかなどを併せて記載しておくと、利用者が全体像を把握しやすくなります。

また、多くのエステサロンに見受けられる点として店舗数が少ないゆえに体験制度や、プランが複雑で分かりにくいことが挙げられます。オプションの詳細は店頭で留め、プラン内容の基本情報を見やすく提示する配慮も必要でしょう。

期待できる効果

ホームページに施術可能なメニューを提示していたとしても、お客様がメニューを選択した際の効果が言及されて無ければ不親切でしょう。例えばフェイススキンケアに関するメニューのみがホームページに書かれていたとします。

インターネットで調べることで、一般的なフェイススキンケアで得られる効力は理解できますが、自店舗でしか得られない効果や施術の工程、こだわりの部分をメニュー詳細として記載することで他院との差別化が図れるでしょう。

このように、自店舗に足を運び施術される段階の前には、期待できる効果をお客様に抱かせるようにしておくことが重要なのです。

スタッフ紹介

エステサロンではお客様と従業員の距離が近いゆえに「女性スタッフに担当してもらいたい」「ベテランが良い」「フレンドリーなスタッフが良い」など、来院前に担当者のプロフィールを確認したい方が多くいらっしゃるでしょう。

ホームページにはやスタッフのプロフィールをより具体的に丁寧に掲載すると良いでしょう。顔写真付きにすることで、さらなる安心感を与えるはずです。

エステティシャンの実績

ホームページに実績を載せることで、閲覧者に安心感を与えられるでしょう。初めて来院されるお客様は担当者による施術を経験したことが無いため、技量を不安視される方も多くいらっしゃいます。

実績を記載する上で「その実績の信憑性があるのか」はとても重要です。各エステティシャンの簡単な略歴や獲得した賞状を写真付きで載せることで、より信頼感を与えられるはずです。

院内の様子

院内の様子の掲載はシンプルで清潔感のある写真を採用しましょう。いくら実績とサービスの良さを兼ね備えていても、極端に派出な装飾が為されていたり清潔感が無い内装が催されていると安定した新規顧客の上昇には繋がりません。

また外観と併せて各部屋の写真を取り入れることで、院内アクセスを分かりやすくさせる効果をお客様に与えることができるでしょう。

お客様の声

利用者の声を載せるという行為は、当院のリアルな評価を提示することができます。可能であればお客様の年齢やご職業をアンケートで集計し、ホームページで公開することの許可を頂きましょう。忖度の無い情報を記載することで閲覧者側に興味を抱かせることができるかもしれません。

ブログ

エステサロンと聞いた時、切っても切り離せない関係がブログの存在です。事実、エステサロンを経営しているほとんどの方が無料のブログサービスを開設し利用しています。

ホームページのブログ欄で

・施術料金はいくらなのか?
・受けたいメニューはあるのか?
・行きやすいところにあるか?
・信頼できるところなのか?
・予約は簡単にできるのか?

など、お客様が疑問に感じそうなことを解決するコンテンツや、各ペルソナに対しての記事を心掛けることで専門性や信頼感をアピールします。また、お客様に親近感や好印象を抱かせるような記事を作成できれば、近寄りやすいエステサロンを印象付けられるはずです。

参照元:https://www.aisalo-hp.com/kouza/blog

アクセス

アクセス情報は、できるだけ丁寧に記載しましょう。住所だけでは不親切であるため、最寄りの鉄道駅やバス停の名前、そこから徒歩どれくらいでアクセスできるのか、駐車場の有無なども分かるといいでしょう。

簡易的な地図や、Googleマップを表示するのが主流です。特に分かりにくい場所にある施設なら、地図の表示は必須といえるでしょう。電話番号のほか、FAXやメールアドレスなど、窓口はすべてホームページに記載してください。

予約フォーム

住所・電話番号と関連して、顧客との接点を増やすためにお問い合わせフォームをサイト内に設置するのもおすすめです。電話番号は営業時間中しか対応できませんが、お問い合わせフォームは24時間送ることができ、翌日以降に対応することもできます。

また、予約フォームに時間の受付枠や希望するスタッフ、コースの選択、事前ヒアリングの機能などを問い合わせフォームに組み込むことが重要です。

以下の記事のようにホームページに取り入れずとも、個別のエステサロンに直接申し込みを検討できるギャラリーサイトとの提携をすることで新たに集客が見込める可能性もあるため必要に応じて取り入れてみてください。

参照元:https://minimodel.jp/

どう作る?ホームページの作り方

ホームページの作成方法は、イチから自分で作成する方法、CMSツールを利用する方法、そしてホームページ制作会社に外注する方法の3つが挙げられます。

それぞれの作成方法の詳しい説明に入る前に、この章では3つの作り方のメリット・デメリットを紹介するので、それらを比較した上で自分に最適なホームページの作り方を検討してみてください。

一目でわかる!作成方法比較表

イチから自分で作成CMSツールで作成制作会社に依頼
費用の相場無料~(別途サーバー費用など)無料~(別途サーバー費用など)50万円~
期間の目安半年~(勉強時間など含む)1ヶ月~2ヶ月~(小規模サイトの場合)
難易度★★★★★☆★☆☆
おすすめの人経験者/時間に余裕がある中級者/なるべく早く作りたい初心者/時間に余裕がある

イチから自分で作る

メリット

・費用の大幅な削減が可能
・デザインやレイアウトなど、完全にオリジナルなものが作成可能

デメリット

・専門的なエンジニアリングの知識が必要になる
・公開後、予期せぬ対応が必要となった場合のサポートが不十分

プログラミング言語としては、決して学習コストが高いものではありませんが、全くエンジニアリングの知識がない方には多少ハードルが高いため、コーディングに興味・関心がある方にのみおすすめできる方法と言えます。

また、イチから学んで作成するとなると多大な時間を必要とするため、お急ぎでホームページを作成したいという方にはおすすめできません。

基本的に、HTMLとCSSを扱えれば作成できます。テキストエディタへ直接ソースを書き込み、自由度の高いページを作成できることが特徴です。

HTMLやCSSで作成するメリットは、自由度の高さと費用を抑えられることです。ソースを書き込むテキストエディタは、無料のものもあるため、それを使えば費用はかかりません。もちろん、知識があることが前提であるため、これから学ぼうとするのならそのための費用は発生します。

CMSツールを使う

メリット

・テンプレートなどを活用することで、専門的な知識がほとんど無くても作成することが可能
・制作会社に依頼するより、コストを大きく抑えることができる(無料で使えるツールも沢山ある)

デメリット

・テンプレートによってはデザインなどに制限がある
・全くパソコンやITに触れていない人の場合、活用するのはかなり困難

専門的なエンジニアリング知識は基本的に不要であり、無料から使用できるものもあります。費用を抑えつつも、自らのイメージに近いホームページを作成したい方にはおすすめの方法と言えます。

感覚としてはブログを更新する作業に近いでしょう。コードの記述は不要なので、HTMLなどの専門言語がわかる人材がいなくても自社のコンテンツを発信できます。

初心者でも簡単にホームページを作れるのがCMSのメリットですが、デザインの自由度が狭かったり、CMSによってはセキュリティ対策を自前で行う必要があったりします。CMSにもいくつか種類があるため、それぞれを比較した上で適したものを選ぶのがおすすめです。

オープンソースのコードを利用する

オープンソース型はソースコードが公開されており、ユーザーが自由にCMSのシステムを改変できる拡張性を備えているのが特徴です。また、費用がかからずどのCMSも無料で利用できます。

基本機能として、あとから機能を任意に追加できるプラグイン、ホームページの外観を簡単に変えられるテンプレートなどを利用可能です。プログラミング言語がわからなくても、ホームページの編集をある程度、期待することができるでしょう。

セキュリティ面でいえば、ソースコードが公開されている関係上、脆弱性が見つかりやすいです。つまり、サイバー攻撃の対象になりやすいため、利用する際はセキュリティ対策を自分で行う必要があります。

利用する難易度は低めで、情報発信に必要な機能を持ったホームページを簡単に構築でき、更新作業もしやすいです。しかし、何かトラブルが発生したときに頼れるサポートサービスがないため、専門知識がある人材や業者の手を借りる必要が出てきます。

ホームページ制作会社に依頼する

メリット

・最終的な欲しい目的の設計から、プロと一緒に進めることができる
・集客やマーケティング、ブランディングといった観点まで設計したホームページの作成が可能に

デメリット

・製作費をはじめ、多大なコストがかかる
・メンテナンスなどの管理に手間がかかる

専門的な知識はもちろん、自社の社員リソースを圧倒的に使わずに済むことができます。コストに一定の余裕があり、一定のスピードとクオリティを重視する場合にはおすすめの方法と言えるでしょう。

しかし、ホームページ作成を外注する際にはかなりの費用がかかるので注意が必要です。以下の章ではホームページ作成を外注する際の費用や注意点、おすすめのホームページ制作会社の紹介を掲載するので、是非参考にしてください。

知っておきたい!ホームページにかかる費用

ホームページ制作の外注にかかる費用

 ホームページを外注する場合の相場はピンからキリまであります。ホームページの作成にいくらぐらいかけられるのか、あらかじめ予算を決定した上で制作会社を選び始めるようにしましょう。一般的な企業のホームページを作成する場合の相場は以下の通りです。

50万~150万円

制作費としては、かなり安価な金額帯と言えます。金額を安価に抑えるため、ホームページの作成仕方としては、ウェブサイト制作ツールの既存テンプレートに用いて、開発することが多くなります。そのため、オリジナリティがあるWebサイトの制作などは難しいと言えるでしょう。

150万~500万円

制作会社に依頼した場合、この金額に収まることが一番多いと言えるでしょう。ホームページの作成方法としては、クライアントからのヒアリングベースで、0から作成する形が一般的です。

Webサイト毎の特徴を踏まえた上で、デザインやコーディングをしていくため、一定のオリジナリティやクオリティがある成果物を制作することができると言えます。

500万円以上

ホームページ・リニューアルや趣向を凝らしたホームページを新規作成しようとした場合、制作費は500万円以上かかってくるでしょう。この規模の制作になると、制作期間も半年前後かかります。

ただ、マテリアルとしてのホームページを作成するだけではなく、コーポレートブランディングの観点も0から一緒に考えたり、他にはないオリジナリティのあるWebサイトを制作することができます。

外注する場合の見積もりについて、より詳しい内容は以下の記事で解説していますので参考にしてみてください。

ホームページのリニューアル費

ホームページリニューアルに必要な費用は、依頼する作業の内容や依頼先などさまざまな要素によって変動します。また、作業を請け負っている専門業者も多く、企業によって費用計算の方法や料金設定も異なります。

そのため、明確にどの程度の費用が発生するのかを断言することはできません。以下3つの費用目安にわけて、リニューアルの際にその費用範囲でどのようなことができるのかについて解説します。

50万~100万円

仕上がりのクオリティは金額によっても左右されますが、50万~100万円の価格帯でもリニューアルは十分可能です。場合によっては新たなページや機能の追加、システムの組み込みなどもできます。

ただし、リニューアルはできるものの、100万円以内となるとできることはかなり限定的となります。そのため、思い描いていた通りの効果やメリットを得られない可能性もあるでしょう。

まずはどのような効果やメリットを得たいのかを明確にしたうえで、業者へ相談することが大切です。

また、この価格帯に抑えたいのなら、業者選びも重要です。技術や実績があるのはもちろんのこと、低価格でサービスを提供している業者に絞って相談してみましょう。

300万~1,000万円

この価格帯なら、リニューアルにかける予算としては十分な費用だと考えられます。前述した価格帯での作業以外に、大掛かりなシステム、デザインの変更なども可能です。

リニューアルを機にブランディングに力を入れることもできます。ブランディングとは、ユーザーがある商品を購入したいと考えたときに、自社製品を真っ先に思い浮かばせるようブランド化して定着させることです。

ホームページによるブランディングを成功させるには、専門的なノウハウを投入して作業を行わねばならず、入念なリサーチも必要です。必然的に作業量が増えてしまうため、費用も高くなる傾向があります。

本格的なSEOを行うときも、これくらいの費用が発生します。SEOは、ある程度までなら業者を頼らずとも対策できますが、本格的に行うとなるとノウハウや専門知識、技術が必要です。

ブランディングとSEO、いずれにしても高度なノウハウと知識・技術が必要であり、作業量も膨大です。どこまでの結果を求めるかにより、費用も大きく変わってしまうため、事前にきちんと業者に相談することをおすすめします。

1,000万円以上

ホームページリニューアルには1,000万円から数千万円の費用がかかるケースもあります。この価格帯なら、自由度の高いホームページリニューアルが可能となります。

デザインを一新して新機能やシステムを実装、ブランディングやSEOに力を入れ、なおかつ動画を盛り込むなど、思い通りのホームページを作れるでしょう。

近年、動画を活用したホームページの運用を行う企業が増えました。動画コンテンツを活用すれば、自社の魅力や強みをダイレクトに伝えられるメリットがあります。自社で扱っている商品やサービスの特徴、魅力なども情報として伝えやすく、売上向上や利益拡大を狙えます。

これほどの費用が発生する大掛かりな規模のリニューアルとなれば、期間も相当かかります。半年から1年、もしくはそれ以上の期間が必要となる可能性もあるため、ホームページリニューアルの時期と照らし合わせて考えましょう。

ホームページの維持費

ホームページを運用するためには維持費が必要です。一概に維持費といっても、複数の項目があるため、複雑に感じてしまうかもしれません。

しかし、内容を理解しないまま制作会社に依頼してしまうと、必要以上にランニングコストがかかる可能性もあります。このような事態に陥らないよう、維持費の内容や一般的な相場を知っておくことが大切です。

ここでは、ホームページ維持費の主な項目や相場について解説します。

サーバー費用

ホームページの開設・運営に必要なサーバーには、専用サーバーとレンタルサーバーの2種類があります。

専用サーバーは、自由度の高い本格的なホームページを作成したい場合に適していますが、自身で構築や運営をしなければならないため、専門的な知識を持った人材を確保しておくことが大前提です。

最近では、多くのケースで低価格のレンタルサーバーが利用されています。レンタルサーバーの費用相場は会社によってさまざまですが、年間数千円~数万円の低価格で使えるレンタルサーバーもあります。ホームページの規模や用途に合わせて、プランを選定してください

おすすめのレンタルサーバーを紹介しますので、是非比較してみてください。以下の表でおすすめのレンタルサーバーをいくつか紹介します。

エックスサーバーConohaWingロリポップミックスホスト
初期費用3,300円0円1,650円0円
月額費用1,100円~931円~550円~1078円~
サイトの表示速度
無料常時SSL化
バックアップと復元0円0円有料0円
※月額費用は契約期間12ヶ月で試算

ドメイン費用

Web上で住所のような役割を持つドメインも必要不可欠なものです。よく目にするのは「.com」「.org」「.jp」などですが、これ以外にも多様な種類のドメインがあり、取得と更新の際に支払いが発生します。

年間で数百円~数千円が相場で、特にこれといったこだわりがない場合には、安価で提供されているドメインも含めて検討してみるとよいでしょう。

.com.jp.co.jp.net
平均金額1,408円1,628円4,158円1,628円
特徴商用サービスや企業向け日本を意味日本国内で登記を行っている会社向けネットワークに関するサービス向け
引用元:お名前ドットコム(https://www.onamae.com/service/d-price/

SSL費用

セキュリティ強化に役立つSSLの導入は、閲覧者に安心感を与えます。発行される「SSLサーバー証明書」は、信頼できるサイトであることをアピールするのに役立ちます。SSLには運営元が調べている項目の数で、認証レベルが設けられているのをご存知でしょうか。

「ドメイン認証型(DV)」「企業認証型(OV)」「EV認証型」と3段階で分けられていて、企業認証型とEV認証型の場合は、年間で数万円~十数万円とそれなりの費用がかかるため、より信用度が高くなります。

なお、無料で使える「Let’s Encrypt」というSSL証明書もあります。必要に応じてどの認証レベルにするか検討してみましょう。

CMSなどの更新・管理費用

CMSを導入している場合、CMS利用料のほかバージョンアップに伴うメンテナンスや更新作業に必要な費用がかかります。

多種多様なCMSがあるため、搭載する機能やライセンスの有無によってもかかる費用は異なります。月に1回の更新作業が必要なケースでは、月額5,000円~10,000円前後が一般的な相場です。

ここからは、ホームぺージ管理おいて重要なセキュリティー対策についてWordPressを例に挙げて説明します。

WordPressで多くのユーザーを獲得すると、それだけ不正ログインなどの攻撃を受けるリスクが高くなります。セキュリティ上の問題が発生した場合には、アップデートの実施により、セキュリティ面に配慮することが重要です。

必要なアップデートを行わないまま放置してしまうと、サイトの内容が改ざんされるだけでなく、知らないうちに悪用されてしまうケースも考えられます。

このような事態を避けるため、自身での管理が困難な場合には、制作会社に依頼したりホームぺージ作成ツールを利用した方が賢明です。

コンテンツの更新・追加費用

良質なホームページを維持するために、定期的なコンテンツの更新は欠かせません。常に新鮮な情報を提供することで既存ユーザーのサイト離れを防ぎ、新規ユーザーの獲得を目指します。コンテンツの更新や管理に必要な費用は、その頻度に応じて変動します。

自身での作業が可能ならば費用は抑えられますが、定期的に忘れず更新するには、それ相応の工数が必要です。社内のリソース不足が課題となる場合には、専門の制作会社に依頼するという選択肢もあります。

外注した場合の費用は、対応する範囲によって変動することがほとんどですが、1回の更新で5,000円程度が一般的な相場です。

トラブル対応費用

「サイトにアクセスができない」「関係のないコンテンツが表示されている」といったトラブルを未然に防ぐための監視や、起こってしまったトラブル対応にかかる費用です。問題をそのまま放置してしまうと、サイトの信用に大きく影響するため、迅速な解決が求められます。

制作会社に保守作業を依頼しておけば、複雑なトラブルが起こった際でも慌てずに済みます。費用は制作会社によって差があり、対応の範囲も異なるため契約前に詳細を確認しておくと安心です。

広告費用

自社の商品やサービスをまだ知らないユーザーに向けて、興味を持ってもらうために有用なのが広告の掲載です。ユーザーの興味を引き付ける画像や動画、ビジュアルを重視したバナー広告、ユーザーが検索に用いたキーワードに連動するリスティング広告などが一般的です。

バナー広告には、クリック課金型やアフィリエイト広告のような成果報酬型などがあります。リスティング広告を採用する場合は、月額1,000円程度からすぐに出稿できます。

SEOなどのコンサルタント費用

アクセス数を増やし、問い合わせや売り上げなどの成果を上げたい場合には、SEO対策を行うコンサルタントへの依頼が効果的です。費用は依頼の目的や対策内容によって大きく異なり、契約期間も会社によって様々です。

SEO対策にかかる費用は高額になることが多く、ブログやSNSの運用なども合わせて依頼する場合には、年額数百万円から数千万円ほどかかるケースもあります

高額な費用をかけて外注するのであれば、できるだけ成果につなげたいと誰もが考えるでしょう。実績のある企業を選んで相談すれば、より良い結果が期待できます。

時間はどのくらい?ホームページ制作の流れ

ホームページ制作に必要な時間

ホームページが完成するまでには、いくつかのフェーズがあります。そのフェーズ毎に、どのようなことをする必要があるか、どれくらいの時間がかかるのかをご紹介していきます。

準備フェーズ:2週間~1ヶ月

準備フェーズには5つのやるべきことがあります。同時並行で進めなくてはならない項目もありますが、大まかに以下のような流れで行ってみると良いでしょう。

1.目的の設定
2.予算の設定
3.Web制作会社へのヒアリング
4.見積もりを比較
5.Web制作会社へ発注

1.目的を決める

何を当たり前のことを…という声が聞こえてきそうなところですが、意外とホームページをつくる目的を明確にできていないケースは少なくありません。

・ホームページをもっと良くしたい
・ホームページをリブランディングしたい

といったものは目的として不十分と言えます。ホームページは、あくまで手段としてのツールであり、集客や売上アップといった具体的な結果に紐付けた目的を立てることが大切になってきます。

2.予算を設定する

次に、大体の予算感を決めておきましょう。ホームページ制作にかかる費用は、制作会社ごとに大きく異なります。もちろん、どのようなホームページをつくるかによっても変動はありますが、10万円程度〜1,000万円程度まで一定の幅が存在します。

趣向を凝らし、良いものを作ろうとすればするほど、制作費もアップする可能性が高いため、依頼する前にある程度予算の上限や下限を設定しておきましょう。

予算の目安としては、一般的な企業のホームページ(コーポレートサイト)を作成するケースを前提に、制作費の相場を記載しております。

3.制作会社にヒアリング

ホームページを制作可能な会社は、世の中に数多く存在します。ただし目的や予算に応じて、依頼するべき会社は大きく異なってきます。

制作会社ごとに得意な領域や費用感にはバラツキがあるため、最低でも2~3社には話を聞きましょう。また、事前に各社から見積もりをもらっておくことで、明らかに不適切な金額を提示されていないかどうかを確認しましょう。

4.見積もりを比較する

各社からの見積もりを比較する上では、費用は勿論、金額を出す内訳まで確認しておきましょう。

制作ページ数で算出している場合や、人月単位で算出している場合など違いがあり、金額を比較する上で、参考までに把握しておきましょう。

5.発注する

各社のオリエンテーションや見積もりを十分に吟味した上で、自分たちにとって最適な制作会社を見極め、発注しましょう。

制作フェーズ:1~6ヶ月程度

準備フェーズを終えたら次はホームページ制作へ移ります。制作フェーズで行う項目は以下の5つの項目です。

1.ミーティングを実施
2.サイト設計
3.デザイン設計
4.開発
5.テスト・チェック

1.ミーティングを実施(キックオフ・定例)

ホームページ制作を依頼する会社が決まったら、まずはキックオフミーティングを開催しましょう。主に、ホームページの目的やサイトイメージのすり合わせ、全体のスケジュール感や今後の具体的なアクションプランを明確にしていきます。

また、必要に応じて、こまめなコミュニケーション機会を設けることも、プロジェクトを推敲する上で非常に重要になってきます。

2.サイト設計

サイト設計とは、準備フェーズの際に決定した目的を更に明確にし、その目的に合わせたコンテンツなどを作り、Webサイトの骨組みを作る作業のことです。

このサイト設計をきっちり行うことが、ホームページのクオリティを決定づけると言っても過言ではありません。逆に、ここを曖昧なまま進めてしまうと、手戻りが多く発生し、クオリティの低下や制作完了時期の遅延にも繋がるため、注意してください。

3.デザイン設計

どんなに良いコンテンツが揃ったホームページであっても、デザインが悪ければ、達成したい目的を叶えることは難しいでしょう。ページの訪問者に対して、どのような印象を与えたいかはもちろん、カラーやトンマナといった細部に対してもこだわっていくことでホームページの価値を最大化することができます。

4.開発

サイト設計・デザインが固まったら、Webサイトの開発を始めましょう。基本的にこの項目で発注側はやることはありませんが、Webサイト制作会社からの質問にたいして、当初抱いていた通りのWebサイトを構築するためにも丁寧に答えていきましょう。

5.テスト・チェック

開発が終わったら、ホームページが期待した通りの見た目や動きになっているかどうかをテストしていきます。テストするべき項目を網羅した仕様書を作成し、コンテンツの内容チェックはもちろん、見栄えやリンクの遷移先なども入念にチェックしていきましょう。

また、コンテンツを作成したときに外部記事や外部データを引用した場合は、正しいルールに則って引用が行われているかのチェックも必要です。不正な引用、誤った方法での引用が含まれているコンテンツでは、ユーザーからの信頼を獲得することも難しくなります。

運用フェーズ

ホームページは作成して終わりではありません。より多くの人にサイトを閲覧してもらえるようにSEO対策を行ったり、ウイルスによってホームぺージが利用できなくなるのを避けるためにセキュリティ対策も行っていく必要があります。

保守・メンテナンス

ホームページには、定期的な保守・メンテナンスが発生します。ニュースをはじめとした、情報の最新・最適化はもちろん、セキュリティの確認やSEO対策などのメンテナンスなども欠かさず実施していきましょう。

改善・運用

制作されるホームページ毎に目的は異なりますが、一般的にWebサイトへの集客は重要なポイントになります。集客できるホームページをつくるためには、新規コンテンツの作成・更新をはじめ、検索順位が上がるような工夫を凝らし、定期的に改善・運用のアクションをとっていきましょう。

エステサロンにおすすめのホームページ制作会社3選

最後に、おすすめのホームページ制作会社を3つ、紹介します。自店舗に合う1社を選定する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

株式会社オレンジ

引用元:株式会社オレンジ(https://orange-japan.com/ )

東京都中野区の株式会社オレンジは「エステ」「ネイル」「まつエク」「美容室」などのサロンに特化したホームページ制作を行っており、これまでに2000件以上美容関係のHPを担当した実績も兼ね備えています。おしゃれで機動力豊かなデザイン設計を得意としており、テンプレートは一切使わず、全てオリジナルデザインでのエステサロンホームページ制作を行っています。料金もリーズナブルです。

初期費用0円
月額費用32,780円(税別29,800円)
納期約1カ月

愛サロHP

引用元:愛サロHP(https://www.aisalo-hp.com/ )

愛サロHPは、東京都新宿区に本社を構える株式会社Webマーケティング総合研究所が提供しているサービスです。女性スタッフが全てプロデュースするため、女性目線で思わず通いたくなる好感度の高いデザインやコンテンツの作成が可能です。

また、無料で4カ月間ご相談可能なサービスを行っており、アフターフォローも充実している会社と言えるでしょう。以下では、標準プランを選択した場合の費用について紹介します。

初期費用65,780円(税別59,800円)
月額費用5,390円(税別4,900円)
納期7日

GLORIA DESIGN INC

引用元: GLORIA DESIGN INC (https://www.gloria-web.com/ )

神奈川県茅ケ崎市に身構えるGLORIA DESIGN INCは、東京・神奈川に限らず日本全国で業種・業界に対応されている会社です。HP・印刷物・撮影などは別々の専門知識が必要ですが、別々の制作会社に頼ることなくワンストップで対応されている所も大きな特徴です。

1,000以上のイメージ画像を保有した無料ストック写真の存在は、エステサロンを開業して間もなく、「写真が無い」「内装のイメージが掴めない」といった経営者の悩みを解決することが可能です。

以下では、スマホ対応のHPで一番利用されているプランの料金を紹介します。メニューにより料金は細かく変動するので、併せてご覧下さい.

初期費用195,800円(税別178,000円)
月額費用4,400円(税別4,000円)
納期記載なし

まとめ

エステサロンのホームページを制作する上で重要なのは、ホームページの役割やターゲットを明確にし、サービス内容や料金、自店舗の雰囲気をわかりやすく伝えることです。そのためには清潔感を意識し、見やすく内容が伝わりやすいホームページデザインを心がけることが大切です。

この記事を書いたメンバー FLUX siteflow編集部
ホームページ作成に関連する情報発信を行っております。弊社ホームページ作成サービスFLUX siteflowや運営に関するご質問などは「お問い合わせ」ページよりお願いいたします。