2021.12.10

メール配信システムおすすめ12選を比較|選び方や注意点も解説

メール配信システムとは、メールの配信を効率的に行えるツールです。ビジネスにおける業務効率化をはじめ、さまざまなメリットをもたらしてくれるシステムとして知られています。

しかし、現在はさまざまな機能を備えたシステムが多数登場しているため、いざ導入しようと思っても、どのシステムを選べばいいのか決めきれない方も多いでしょう。

本記事では、おすすめのメール配信システム12選を紹介するとともに、各システムの特徴を詳細に解説しています。また、簡単に比較できる一覧表も掲載しているので、メール配信システム選びに頭を抱えてる方は必見です。

さらに、メール配信システム導入の目的別におすすめのメール配信システムも紹介しています。例えば、メールの到達率を高めたいといった目的や、デザイン生の高いメールを作成したいといった目的別におすすめの掲載があります。

ぜひ参考にして、自社に最適なメール配信システムを選んでみてください。

目次

メール配信システムとは

メール配信システムとは、大量のメールを大勢の方へ配信できるシステムです。一般的なメールの配信は、一人ひとりにメッセージを書き、それぞれのアドレスへ送信します。メールを送信する相手が数人なら問題はありませんが、何十人、何百人、何千人もの人に送りたいとなると、とてつもない時間と労力が発生します。

このような課題を解決してくれるのが、メール配信システムです。あらかじめ登録してあるアドレスへ、一斉にメールの配信を行えます。大量配信だけでなく、一定の間隔をあけて次々とメールを送信するステップメールの自動配信も可能です。

ツールによって機能は異なりますが、基本的には一斉配信やステップメールの自動配信、予約配信などを行えます。さらに便利な機能を実装しているツールもあるため、選ぶときはさまざまな部分を比較しつつ導入を検討しましょう。

メール配信システムを導入する3つのメリット

メール配信システムを導入するメリットは、多々挙げられます。メリットを知れば、「もっと早く導入すればよかった」と後悔してしまうかもしれません。ここでは、システム導入によって得られるメリットについて解説します。

1. 効果測定ができる

多くのメール配信システムには、効果測定機能が実装されています。どれくらいのユーザーが開封してくれたか、URLをクリックしてくれたかなどを測定できるため、効果的なマーケティングが可能です。

一度に大量のメールを配信しても、求める成果に結びつかなければ意味がありません。成果を得るには、メールを配信したあとの分析が必要です。開封率やクリック率などの測定ができれば、配信する時間を変更する、ユーザーの興味を引くメッセージに変える、といった具体的なアクションを起こせます。

測定機能がなければ、どれくらいの人がメッセージを読んでくれたのか、興味をもってくれたのかといったことがまったくわかりません。もしかすると、全員が開封すらしていない可能性もあります。測定機能があれば、このようなことも把握できるのです。

2. 効果的なアプローチが可能になる

効果測定機能で測定と分析を行えば、ユーザーへの効果的なアプローチを行えます。メール配信で求める成果を得られない場合、何かしら問題があると考えられます。測定機能を用いれば、問題点の抽出ができ、改善に活かせるのです。

成果につながらないのは、タイトルに問題があるのかもしれません。または、本文や配信する曜日、時間帯に問題がある可能性もあります。測定と分析、トライ&エラーを繰り返すことで、問題のある部分を改善し、成果を得やすいメール配信が実現します。

3. セキュリティ対策になる

インターネットやモバイルデバイスが普及した現代では、誰もがサイバー攻撃のターゲットとなる可能性があります。サイバー攻撃の手口は年々巧妙になっており、メールの中を覗かれる、情報を奪われる、なりすまされるといった被害があとを絶ちません。

メール配信システムは、大量のメール配信を前提に開発されたものが多く、高度なセキュリティを実現しています。一般的なメールソフトに比べ、サイバー攻撃へのディフェンス力が格段に高いため、安心してメールを運用できます。

仮に、サイバー攻撃でなりすまされてしまった場合、大勢のユーザーが被害に遭うかもしれません。このようなことが起きると、企業としての信頼は地に墜ちてしまうでしょう。個人の場合でも、信用を失ってしまうのは目に見えています。このような事態を回避するためにも、メール配信システムの利用がおすすめです。

サイバー攻撃とは

サイバー攻撃とは、オンラインを介した悪意のある攻撃のことで、その手口は年々進化しています。実際の被害例としては、不正アクセスや悪意のあるプログラムを埋め込まれたことによる情報漏洩や、ホームページ上の情報改ざんなどが報告されています。

近年、セキュリティ対策が強固な大企業よりも、中小企業の方がサイバー攻撃のターゲットになりやすいので注意が必要です。サイバー攻撃の脅威を知り、適切に備えましょう。

以下の記事では、サイバー攻撃の解説や、ホームページのセキュリティ対策について解説していますので、参考にしてください。

目的別!メール配信システムの選び方

現在では、さまざまなメール配信システムがリリースされています。そのため、何を重視すればよいのか、どこを基準に選べばよいのか、わからないといった方も少なくないでしょう。ここでは、目的ごとの選び方について解説します。

メールの到達率を高めたい

どれほど素晴らしいメッセージを綴ったメールでも、ユーザーのもとへ届かなければ意味がありません。ユーザーのもとへ届き、開封してもらってこそ次のアクションにつながります。

ただ、メールが身近なコミュニケーションツールとなった現代では、迷惑メールが溢れているのも事実です。そのため、メールソフトによっては、少しでも怪しいところのあるメールはすべて迷惑メールとして振り分けるものもあります。

そして、迷惑メールに振り分けられてしまうと、高い確率でユーザーの目には触れません。

このような事態を回避するには、迷惑メールとして振り分けられるリスクを軽減し、到達率を高められるような機能を実装しているツールを選ぶ必要があります。IPウォーミングアップや複数IPアドレスを用いた分散配信などができるツールなら、到達率を高められるでしょう。

以下で紹介している中では、配配メールワイメールコンビーズメールプラスが特におすすめです。

メルマガの効果測定をしっかり行いたい

集客や見込み客発掘のために、メルマガを活用しているケースは少なくありません。ただ、メルマガも配信するだけでなく、きちんと効果測定を行うことで成果につながります。

このようなケースでは、測定機能が実装されたツールを選ぶべきでしょう。メール配信システムには、測定機能を実装したツールもあります。どれくらいの人がメールを開封したのか、URLをクリックしてくれたのかといったデータを得られるため、今後のマーケティングに役立ちます。

また、セグメント配信機能があるツールもおすすめです。居住地域や関心のあるテーマ、性別、年齢などでユーザーをセグメントわけし、メールを配信できる機能です。セグメントごとにメールを配信し、分析を行うことにより、もっとも関心をもってくれたターゲット層を抽出できます。

ABテストの実施機能を備えたツールも、効果測定に役立ちます。ABテストとは、2つのパターンを用意し、どちらが高い成果を得られたかを検証する手法です。2パターンのメールを用意し、成果を検証すれば、今後成果を得やすいパターンのメールを大量に配信できます。

以下で紹介している中では、WiLL Mailblastmailオレンジメールが特におすすめです。

見込み顧客の発掘も行いたい

ビジネスにおいては、見込み客かどうかを見極めたうえでアプローチをしなくてはなりません。見込み客とは、自社が求める目的を達成できる見込みがあるお客様のことです。自社の扱う商品やサービスを買ってくれそうな人、主催するセミナーに来てくれそうな人、などです。

見込み客でないお客様にアプローチしても、成果は得られません。たまたま、タイミングが合って成果に結びつく、といったことも考えられますが、これはあくまで偶然の産物です。

自社の商品やサービスにまったく興味がない方よりも、多少なりとも関心をもってくれた方のほうが、成果に結びつきやすいのです。見込み客であることがわかれば、より積極的なアプローチを展開でき、成果につなげられます。

メールを用いて見込み客の発掘も行いたいのなら、マーケティングオートメーションツール(MA)の機能を実装しているツールがおすすめです。マーケティングオートメーションツールは、リード管理やスコアリング、キャンペーン管理などができるツールです。

メール配信システムの中には、マーケティングオートメーションツールの一部機能を実装したものもあります。自社サイトへアクセスしてきたユーザーを抽出し、メールの配信を行えるため、見込み客の発掘に役立つでしょう。

以下で紹介している中では、オートビズが特におすすめです。

大量配信を遅延なく行いたい

大量のメール配信を行う場合、システムに大きな負荷がかかる可能性があります。数万人、数十万人などの大勢へメール配信を行うケースでは、負荷も相当なものになるでしょう。

大きな負荷がかかると、配信が遅延してしまうおそれがあるため、注意が必要です。配信されるまでに数時間かかる、といったことも考えられます。時間がかかっても問題のない内容ならよいのですが、そうでない場合には大変です。

そこで、大量のメールを遅滞なく配信したいのなら、十分な処理能力を有するシステムを選ばなくてはなりません。大量のメール配信に対応できる処理能力を有するシステムなら、負荷による配信の遅滞も回避できるでしょう。

配信性能に自信のあるツールは、公式サイトでその旨をアピールしていることがほとんどです。「1時間に3千万通を配信」や「月間50億通のメールを配信」のように、性能を公式サイト上に記載しています。

大量配信を遅滞なく行いたいのなら、ツール選びの際に処理能力、配信性能をチェックすることが大切です。

以下で紹介している中では、配配メールZoho Campaigns、ワイメールが特におすすめです。

メールのデザイン性を重視したい

メールのデザイン性に配慮すれば、ユーザーがきちんとメールに目を通してくれる可能性が高まるでしょう。特に、近年はメールをスマートフォンで読むケースが増えているので、スマートフォンユーザーに配慮したメールのデザインが求められています。

ただ、基本的にメールはテキストのみで構成されるため、デザインに手を加えるにも限界があります。読みやすく一文を短くする、改行を多くするなどの工夫はできますが、せいぜいその程度でしょう。

そこでおすすめなのは、HTMLメールの配信です。HTMLメールなら、文字サイズや色を変更できるだけでなく、画像も使用できます。一般的なメールに比べ、より華やかでオリジナリティのあるメールを作成できるのです。

華やかでデザイン性に優れたメールはたくさんのメールの中でも、ユーザーの目に留まりやすくなるメリットがあります。また、最後まで読んでもらえる確率もアップするため、成果にもつながりやすくなるでしょう。

デザイン性を重視したメールを作成したい方には、オートビズめる配くんBenchmark Emailが特におすすめです。

APIなどで既存システムと連動させたい

APIとは、Application Programming Interfaceの略です。さまざまなサービスの機能を連携できる仕組みのことで、既存システムとメール配信システムを連動させる、といったことが可能です。

これが実現すれば、すでに導入している顧客管理システムを操作して、メールをユーザーへ配信できます。重複管理の手間をなくすことができ、より効率的なメールの運用が可能になるのです。

そのため、大量の顧客情報を既存の管理システムで管理している、データベースに保管している、といったケースでは、メール配信システムとの連動がおすすめです。ただし、メール配信システムによって、API連携ができるかどうかが異なるので注意が必要です。

そのため、既存システムとの連携を考えているのなら、API連携に対応しているツールを選ぶ必要があります。また、対応はしていても、別途費用が発生することもあるので、併せて確認してください。

以下で紹介している中では、Cuenote FCZoho Campaignsが特におすすめです。

【比較表付】おすすめのメール配信システム12選!

現在では、さまざまなメール配信システムが各社から販売されています。実装している機能が異なるのはもちろん、導入に必要な費用にも違いがあるため事前の確認は大切です。ここからは、おすすめのメール配信システムの特徴を解説します。

初期費用月額費用登録アドレス数特徴
配配メール要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ分散配信による迷惑メール対策
WiLL Mail0円シンプルプラン:4,400円~
プレミアムプラン:11,000円~
要問い合わせHTMLメールの作成
Cuenote FCクラウド型:30,000円~
オンプレミス型:要問い合わせ
クラウド型:5,000円~
オンプレミス型:要問い合わせ
クラウド型:2,000~
オンプレミス型:要問い合わせ
高速配信/API連携
Zoho Campaigns無料プラン:0円
スタンダード:要問い合わせ
プロフェッショナル:要問い合わせ
無料プラン:0円
スタンダード:270円(税別)
プロフェッショナル:450円(税別)
要問い合わせHTMLテンプレート有り
ワイメール10,000円(税別)4,980円(税別)※支払い方法により変動無制限多言語対応/配信速度調整
オートビズ11,000円スーパーライト:~1,980円
ライト:~3,520円
スタンダード:~5,990円
スーパーライト:3,000
ライト:原則無制限
スタンダード:原則無制限
メールマーケティングシステム搭載
blastmail11,000円3,300円~(登録アドレス数により変動)3,000~高速配信/効果測定機能搭載
める配くんめる配フリー:0円
その他プラン:8,800円
める配フリー:0円
める配ライト:1,867円
める配7:2,376円(以降登録アドレス数により変動)
める配フリー:120
める配ライト:5,000
める配布7:7,000(最大100,000)
HTMLメールの作成
Benchmark Email0円無料トライアル:0円
有料プラン:1,530円(税別)
大規模プラン:要問い合わせ
要問い合わせHTMLメールの作成/レスポンシブ対応
オレンジメール無料版:0円
ビジネス版:12,800円
エンタープライズ版:33,000円
無料版:0円
:ビジネス版:2,480円~
エンタープライズ版:33,000円~
無料版:100
ビジネス版:2,000~10,000
エンタープライズ版:10,000~
マーケティング機能搭載
コンビーズメールプラス無料トライアル:0円
スタンダードプラン:50,000円
セキュリティ対策プラン:100,000円
カスタマイズプランforビギナー/エキスパート:要問い合わせ
無料トライアル:0円
スタンダードプラン:35,000円
セキュリティ対策プラン:50,000円
カスタマイズプランforビギナー/エキスパート:要問い合わせ
無料トライアル:100
スタンダードプラン:25,000
セキュリティ対策プラン:50,000
カスタマイズプランforビギナー/エキスパート:要問い合わせ
高速配信/高いメール到達率
MyASPビギナープラン:0円
パーソナルプラン:0円
スタンダードプラン:0円
マッハプラン:110,000円
ビギナープラン:3,300円
パーソナルプラン:6,600円
スタンダードプラン:11,000円
マッハプラン:33,000円
要問い合わせ決済システムとの連携

配配メール/株式会社ラクス

引用元:配配メールホームページ(https://www.hai2mail.jp/

メルマガ配信や一斉メール配信ができるサービスです。10年以上にわたりサービスを提供してきた実績があり、導入実績も8,000社以上と信頼性は抜群です。メールマーケティングやメール配信システム関連の賞も、いくつか受賞しています。

IP分散による配信が可能なため、迷惑メールに振り分けられるのを回避できるのが特徴です。専任エンジニアによる配信調整も行っており、高到達率を実現しました。メールへの反応も可視化できるため、見込み客の発掘にも役立ちます。

セキュリティも万全の体制を整えています。暗号化通信や電子署名などを採用し、データセンターでの常時監視を行っています。また、導入前後のサポートにも力を入れているため、メール配信システムの知識がない方も安心です。なお、無料トライアルが可能なので、導入前に操作性や機能などを確認できます。

WiLL Mail/株式会社サパナ

引用元:WiLL Mailホームページ(https://willcloud.jp/

簡単にHTMLメールを作成できることが特徴です。通常、HTMLメールの作成には知識が必要ですが、こちらの配信システムならマウス操作だけで簡単に作成できます。時間と手間のかかるHTMLメールの作成が短時間ででき、業務効率化や生産性向上の効果も期待できるでしょう。

高度な測定機能も実装しています。配信の結果を、グラフやヒートマップで可視化でき、リアルタイムで把握できます。過去の配信との効果も比較できるので、より効率的なメールマーケティングが実現します。

WiLL Mailで作成したHTMLは、スマートフォンにも対応しています。スマートフォンに最適化されたHTMLメールを送信できるため、パソコン用とスマートフォン用にわけて作成する必要もありません。

14日間使用できる、無料トライアル期間が設けられているのも魅力です。2週間あれば、操作性や機能性を十分確認できるでしょう。

Cuenote FC/ユミルリンク株式会社

引用元:Cuenote FCホームページ(https://www.cuenote.jp/

さまざまな業界の企業や、自治体での導入実績があるツールです。クラウド型の配信システムであるため、導入の手間がかかりません。すぐにメール配信を始めたい方に適しています。

独自のノウハウと配信エンジンを採用しており、あらゆるデバイスへ高速配信が可能です。近年では、各携帯電話キャリアの迷惑メール対策が厳しくなっていますが、同社のツールはキャリアごとの特性に合わせ、自動的に最適化したメールの配信を行っています。

API連携に対応しているのも特徴です。既存のシステムと連携できるため、シームレスで効果的な運用が実現します。ただ、API連携はオプション扱いとなっており、別途費用が発生するので、注意が必要です。なお、無料プランやトライアルは用意されていません。

Zoho Campaigns/ゾーホージャパン株式会社

引用元:Zoho Campaignsホームページ(https://www.zoho.com/jp/campaigns/

メールの一斉配信やセグメント配信、自動メール配信、効果測定など、あらゆる機能を有したツールです。HTMLメールのテンプレートを用意しており、ドラッグ&ドロップエディターを使って簡単にHTMLメールの作成ができます。

視認性のよいレポート機能を実装しているのも、選ばれている理由です。レポート画面はシンプルな設計を採用しており、開封率やクリック率などを一目で把握できます。見やすいレポートゆえに分析もしやすく、メールマーケティングの見直しや改善に役立つでしょう。

連携機能により、CRMとのデータ同期が可能です。さまざまなアプリケーションとの連携もできるため、効率的な運用が実現します。なお、導入にあたり初期費用はかかりません。公式サイトから申し込めば、無料プランも利用できます。

ワイメール/株式会社イグレックス

引用元:ワイメールホームページ(https://www.y-ml.com/

契約継続率99%以上を誇る、メール配信サービスです。5,000件以上の導入実績があるので、安心して導入できます。他機能なツールとしても知られており、多言語対応やテスト配信、ステップメール、ループメール、自動IPウォームアップ、配信速度調整など、あらゆる機能を実装しています。

読者登録数や配信数、メルマガ、ステップメールのストーリー数などが、すべて無制限なのも特徴といえるでしょう。配信システムによっては、制限が設けられるケースも多いのですが、ワイメールでは完全無制限です。

他機能に加え、メルマガ作成数や配信数が無制限にも拘わらず、定額の料金形態を採用しているのも、選ばれている理由です。低コストで運用できるため、できるだけ費用を抑えて活用したい方に適しています。なお、無料の試用プランも用意しています。

オートビズ/株式会社ビズクリエイト

引用元:オートビズホームページ(https://autobiz.jp/

2002年からサービスを提供している、メールマーケティングシステムの老舗です。これまでに、1万5千社以上が導入しており、たしかな実績があります。フォーム作成機能に、豊富なデザインテンプレート、レスポンシブ対応、英語化対応など、機能が充実しているのも特徴です。

メール到達率を高めるシステムを構築しているのも、評判がよい理由でしょう。スパム判定のアルゴリズムを研究しており、受信サーバーに迷惑メール判定されないシステムの構築に成功しています。

大手データセンターのハイスペックサーバーを用いており、万全のセキュリティ体制を整えています。24時間365日体制で監視も行われており、こまめにバックアップも行われているため安心です。用途や目的に合わせて選べるよう、複数の料金プランが用意されていますが、無料プランはありません。

blastmail/株式会社ラクスライトクラウド

引用元:blastmailホームページ(https://blastmail.jp/

さまざまな企業から官公庁まで、1万2千社以上に導入実績があるツールです。実装されているHTMLエディタを使用すれば、HTMLに関する知識がまったくない方でも、簡単な操作で見栄えのよいメールを作成できます

配信性能の高さも強みです。1時間に280万通ものメールを配信できる強固なシステムを構築しており、遅滞なくメールを高速配信できます。

効果測定機能も実装しているため、開封率やURLのクリック状況などを分析可能です。さまざまなデータを分析すれば、タイトルや配信時間、メッセージの最適化を実現できます。

登録アドレス数によって費用が変わる、わかりやすい料金形態を採用しているのも特徴です。いくつもの料金プランがあるため、目的や用途に合わせて選べます。なお、公式サイトからは7日間の無料試用プランへの申し込みが可能です。

める配くん/株式会社ディライトフル

引用元:める配くんホームページ(https://www.meruhaikun.com/

2002年からリリースされている、歴史あるサービスです。3,000社以上の導入実績があり、安心と安定、安全をモットーに運用されています。自社エンジニアが日々システムの改善を行っており、約20年にわたって無事故で運用されているのも、大きな特徴といえるでしょう。

高機能エディタの実装により、HTMLメールを簡単に作成できます。イラストや写真を用いた、華やかなメールも簡単に作成できるほか、開封率データの取得、ステップメールなどさまざまな機能を実装しています。

システム全体がシンプルな設計であるため、誰でも簡単に利用できるのも魅力です。難しい操作はいっさいなく、導入してすぐに運用を始められるでしょう。利用者向けの動画やマニュアルも完備し、メール、電話でのサポートも行っています。

無料プランは、メールアドレス120件の登録まで可能です。自動的に有料プランへ移行することもないので、安心して利用できます。

Benchmark Email/株式会社ベンチマークジャパン

引用元:Benchmark Emailホームページ(https://www.benchmarkemail.com/jp/

50万社にもおよぶ、世界中の企業が導入しているメール配信システムです。ドラッグ&ドロップの簡単操作でHTMLメールを作成でき、セグメント配信やリスト管理、ABテスト配信、ステップメール配信など機能も充実しています。

メルマガ用の、デザインテンプレートが豊富なのも特徴といえるでしょう。500種類以上におよぶデザインテンプレートは、プロのデザイナーが手掛けたもので、クオリティの高さは折り紙つきです。

レスポンシブにも対応しています。パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレット端末など、あらゆるデバイスに対応可能です。300以上のサービスとも連携ができ、効果的な運用を実現できます。

月に250通まで配信できる、無料プランも用意しています。トライアル期間に制限はないため、満足いくまで使い続けられます。

オレンジメール/株式会社オレンジスピリッツ

引用元:オレンジメールホームページ(https://mail.orange-cloud7.net/

使いやすさに定評のある、メール配信ツールです。シンプルな設計と操作性のよさが魅力で、導入後わずか10分程度で運用を開始できます。5分程度の動画マニュアルを完備しており、見るだけで具体的な操作方法を把握できます。

7万件以上の導入実績がある、安心のツールです。大手企業だけに限らず、自治体や教育機関などでの導入実績もあるため、信頼性の高いツールといえるでしょう。

セグメント配信やターゲット配信ができるため、効果的なマーケティングが実現できます。また、ABテスト機能や開封数確認機能、クリック測定などの機能もあり、高度な分析が可能です。

メールサポートもあるので、初心者の方も安心して運用できます。簡潔でわかりやすいと評判のサポートなので、困ったことが起きてもすぐ解決できるでしょう。登録数100件で、半年まで利用できる無料プランもあります。

コンビーズメールプラス/株式会社コンビーズ

引用元:コンビーズメールプラスホームページ(https://plus.combz.jp/

大量のメールを、高速配信できるツールとして評判です。実装しているHTMLエディタを用いれば、HTMLの知識がなくとも、デザイン性に優れたメールを作成できます。エディタは直感的に操作できるため、初めて使用する方でもまったく問題ありません。

メールの到達率99%を実現しているのも、大きな特徴といえるでしょう。経路探索型アルゴリズムを導入しており、大量のメールを高速かつ確実に届けられます。独自のセキュリティシステムを構築しているため、セキュリティ面にも不安はありません。

クリックカウンターや開封率測定、クロス分析、増減数レポートなど、高度な分析機能も実装しています。さまざまな分析ができるため、高度なメールマーケティングを実現できるでしょう。

無料プランは、最長30日まで使用できます。登録アドレス数100件、月間配信数100通と制限はありますが、約1ヶ月にわたり操作性や機能性を確認できます。

MyASP/株式会社ツールラボ

引用元:MyASPホームページ(https://myasp.jp/

インターネットビジネスに必要な、さまざまな機能を詰め込んだオールインワンの配信スタンドです。メールの一斉配信やステップメール配信、フォーム作成、顧客管理、会員サイト構築など、あらゆる機能を利用できます

到達率を高める工夫を施しているのも特徴です。1契約につき1台のサーバーを用いることで、高到達率を実現しました。また、メール配信から決済システムまで連動できるため、ビジネスの可能性を広げられます。

料金プランは複数用意されており、月払い契約も可能です。無料プランはありませんが、最高プラン以外は初期費用がかからず、月払い契約もできるため、とりあえず1~2ヶ月試し、そのうえで継続するかどうかを決められます。

導入前に確認しておくべき6つのポイント

ここまで、さまざまなメール配信システムをご紹介しましたが、それぞれに特徴があることをご理解いただけたのではないでしょうか。ツールによってできることとできないことがあり、費用も異なります。

最適なツールを選ぶにあたっては、以下、導入前に確認すべき6つのポイントを押さえておくと安心です。

1. クラウド型かオンプレミス型か

オンプレミスとは、自社にサーバーを設置し、パソコンへソフトをインストールして利用するスタイルです。自社の業務に最適化したシステムを構築しやすく、自社サーバーを用いるため高速運用が可能になるなどのメリットがあります。

一方で、自社にサーバーを設置しなくてはならないため、多額の導入コストが必要です。また、メンテナンスやカスタマイズには専門的な知識が必要であるため、エンジニアの存在が欠かせません。

クラウド型は、オンラインを介してサービスを利用するスタイルです。サーバーの設置やソフトのインストールが不要なので、社内にエンジニアがいなくても問題なく運用できます。提供元でバージョンアップも行っているため、常に最新のサービスを利用できるのも、クラウド型のメリットといえるでしょう。

ただ、クラウド型はあくまで提供元が提供するサービスを利用するため、カスタマイズ性に乏しいデメリットがあります。オンプレミスなら、自社の環境や業務に最適化したシステムを構築できますが、クラウドではそれができません。

双方にメリットとデメリットがあるため、きちんと把握したうえで選ぶ必要があります。なお、運用までのスピードが速いのはクラウド型です。登録や手続きが終われば、すぐに運用を開始できます。

2. セキュリティ対策は十分か

本記事でもお伝えした通り、年々サイバー攻撃の被害を受ける企業が増えています。情報を奪われるだけでも企業にとってはダメージですが、お客様へも迷惑をかけてしまうおそれがあります。

たとえば、メールシステムが攻撃を受け、なりすまされたとします。メールの内容を改ざんされ、お金の振込先を悪意をもつ第三者に変更されたとしたら、どうでしょうか。お客様は何の疑いももたず、振り込んでしまうかもしれません。

このような被害が絶対に発生しない、とは断言できないのです。そのため、メール配信システムの導入にあたっては、堅牢なセキュリティシステムを構築しているかどうか、を確認したうえで検討する必要があります。

通信を暗号化できるシステムを採用しているか、送信ドメイン認証を用いているか、といった部分を確認してください。アカウントの権限管理や管理画面へのアクセス制限などができるツールも、セキュリティ面は比較的安心だと考えられます。

基本的に、ほとんどのメール配信システムでは、セキュリティに力を入れています。ただ、どのような対策をしているかは、ツールによって異なるため、必ずチェックが必要です。

3. 効果測定ができるか

効果測定ができないツールを選んでしまうと、成果に結びつく運用ができません。メールの運用においては、効果測定を繰り返しながら、見直しや改善を続けていく必要があります。

効果測定のできないツールを選んだ場合、配信しているメールがすべてムダになっている可能性もあります。ユーザーの興味を引けるメールを送れておらず、時間と労力もムダにしているかもしれません。

開封率チェックやURLクリック率の確認ができる機能が備わっていれば、成果に結びつく運用ができます。そのため、ツールを選ぶ際には効果測定機能が備わっているかどうかも確認しておきたい点です。

なお、本記事でご紹介したツールの多くが、効果測定や分析機能を実装しています。もちろん、どのような測定ができるのかは、各ツールで異なるため、詳細はツールの公式サイトでチェックしすることをおすすめします。

また、測定機能の有無だけでなく、レポートの視認性も併せて確認しておくと、レポートの見にくさから分析に余計な時間と労力をかけてしまうおそれもなくなります。

4. 適正な価格か・必要な機能が揃っているか

ツールの導入にあたっては、費用面も重要なポイントです。どれほど優れた機能を実装していても、金額が高すぎると前向きに検討できません。予算が限られているのなら特に、費用面は慎重に考えなくてはなりません。

費用に見合った機能、必要な機能が備わっているかどうかも、確認すべきポイントです。高額な導入費用がかかったにも拘わらず使わない機能が多いとなると、かけた費用も無駄になってしまいます。事前に必要な機能を洗い出しておき、それを軸にツールを選べば失敗せずにすみます。

ツールの中には、月額数百円台から利用できるものもあります。また、単月契約が可能なものもあるので、そのようなツールを選べばコストを抑えられるでしょう。初期費用が発生するかどうかも、導入前には確認が必要です。

実際に使用してみないとわからない部分もあるため、できれば無料試用のできるツールがおすすめです。有料プランとほぼ同じ機能を使えるものもあるので、あらかじめ操作性や機能性を確認したうえで導入できます。

5. サポート体制は充実しているか

初めてメール配信システムを導入するケースでは、わからないことが多々発生する可能性があります。導入時につまずいてしまうことも考えられるため、サポート体制が充実しているかどうかも、ツール選びでは重要です。

本記事でご紹介したツールの多くは、カスタマーサポートを行っています。ただ、どのような対応なのかは、各ツールによって異なるため、注意が必要です。メールや電話でサポートを行ってくれるのか、機能についての相談はできるのかなど、公式サイトで確認するのがベターです。

ツールによっては、予算や目的、用途に応じて最適なプランを提案してくれるところもあります。このような導入支援を行っているところなら、初めて導入する方も安心できるでしょう。

また、メールマーケティングに関する相談ができるツールもあります。成果につながる運用を実現するため、さまざまなサポートを受けられるツールもあるので、効果的な運用を目指すのなら、このようなサポート体制の整ったツールを選ぶとよいでしょう。

6. HTMLメールは簡単に送れるか

HTMLメールなら、華やかで見栄えのよいメールを送信でき、他社との差別化ができます。ただ、HTMLメールの作成には知識が必要であり、誰もが簡単に作れるわけではありません。

ツールの中には、HTMLメールを簡単に作れる機能を実装したものもあります。専用のエディタを実装し、ドラッグ&ドロップの簡単操作だけで、スピーディにHTMLメールを作成できるツールも少なくありません。

「HTMLメール送信可能」とアピールしているツールは多いのですが、簡単に作成ができるかどうかはさまざまです。簡単に作成と送信ができるツールなら、公式サイトでその旨をアピールしています。ツールの公式サイトへアクセスしたときは、意識的にチェックすることをおすすめします。

ツールによっては、具体的にどのようにしてHTMLメールを作成できるのか、写真やイラストで説明されている場合もあります。まずはそこをチェックし、また、無料プランを利用できるのなら、実際に試してみることをおすすめします。HTMLエディタの使い勝手は、ツールによって大きく異なるからです。

まとめ

メール配信システムを導入すれば、大量のメールを一度に配信できます。今まで手作業で行っていたことを、ツールで効率的に行えるようになるため、業務効率化や生産性向上につながります。

本記事では、おすすめのツールをいくつもご紹介しましたが、どのツールがマッチするかはわかりません。記事内でお伝えしたように、ポイントを押さえたうえでさまざまな部分を比較し、最適なツールを選んでください。

この記事を書いたメンバー FLUX siteflow編集部
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