新たに病院を開業したけれど、集患がうまくいかないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。また、開業すれば、地元の人から認知してもらえるだろうと考えていた方もいるかもしれませんが、実際はそう簡単にはいかないのが現実です。

ビジネスである以上、病院運営においても集患を重視しなくてはなりません。何もしないままでは集患は成功しない上に、利益を増やすこともできないからです。

しかし、実際に集客施策を実行しようと思っても、どのような方法があるのか、何に気をつけたらいいのかわからないという方も多いでしょう。適切な方法で集患が行われなければ、効果は見込めないため、慎重に検討する必要があります。

本記事では、病院の集患がうまくいかないよくある原因や、おすすめの集患方法を解説しているので、集患に悩んでいる医療機関の経営者、担当者の方はぜひ参考にしてください。

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集客する前に確認すべき3つのこと

適切なマーケティングやプロモーションにより、患者様を集めることは可能です。ただ、集客を始める前に確認すべきことがいくつかあります。

集客に成功したとしても、病院そのものに何かしらの問題があると、患者様は離れてしまうでしょう。以下、集客前に確認すべきことを3つピックアップしました。

1. 窓口や看護師の対応に問題ないか

病気の治療のスペシャリストである医者ですが、サービス業であることも忘れてはなりません。ビジネスとして医療を提供する以上、サービス業であることを意識した対応が求められます。

そのためにも、まずは窓口や医師、看護師の対応に問題がないかチェックしましょう。窓口スタッフの態度が悪い、医師や看護師が横柄な言葉遣いをする、といったことはないでしょうか。

仮に集客が成功したとしても、このような病院・クリニックへ何度も通院したいとは思わないでしょう。むしろ、多くの患者様へ「対応の悪い歯医者」との印象を与えることとなり、悪評が広まってしまうおそれもあります。

このような事態を回避すべく、集客を始める前に施設スタッフの対応をチェックしてください。必要に応じて、患者様への接し方の指導、教育についても考えていかなければなりません。

2. 病院施設の内装や設備に問題ないか

清潔感のない病院・クリニックに、好んで足を運んでくれる患者様はいません。壁紙が黄色く変色している、フローリングやフロアタイルが汚い、待合室のソファが破れている、置いている観葉植物が枯れている、といった状態ではネガティブな印象を与えてしまうおそれがあります。

医療施設である以上、清潔感を意識することが大事です。こまめに清掃をするのはもちろん、必要に応じて壁紙やフローリングの張替え、ソファなどの入れ替えを検討しましょう。

設備にも注意が必要です。近年では、サービス面の品質を向上させようと、多くの歯科医院が設備面にも注力しています。最新の医療機器や個室の導入、キッズスペースの完備などが挙げられます。

3. 患者様に合わせた説明ができているか

近年の医療機関では、インフォームドコンセントを重視しています。これは、医療従事者が一方的に治療方針を決めたうえで医療を提供するのではなく、医師が患者様のコンサルタントとなり、丁寧に説明をしたうえで双方合意のもと診察や治療を行うことです。

インフォームドコンセントを実践できているか、一人ひとりの患者様にマッチした提案や説明ができているかを確認してみましょう。これができていないと、集客ができていても「患者に治療を強制する歯医者」といった印象をもたれてしまうかもしれません。

基本的に、現在では多くの医療機関がインフォームドコンセントを重視しています。そのため、実践できていないと、それだけで大きなハンデとなってしまうでしょう。これまでの診療を振り返り、実践できていなかった場合は改善の必要があります。

よくある集客がうまくいかない5つの要因

そもそも、どうして集客がうまくいかないのかを理解しましょう。うまくいかない要因を理解しないと、改善策も打ち出せないからです。さまざまな要因が考えられますが、ここでは代表的なものを5つピックアップしました。

1. 患者(顧客)からの認知がない

どれほど素晴らしい医療を提供している病院であっても、認知されていなければ集客はできません。認知されていなければ、患者様が病院を選ぶときの選択肢にも加えてもらえないからです。認知度が高ければ、選択肢に加えてもらえるだけでなく、周りの人に紹介してもらえる可能性もあります。

認知度の拡大は、病院だけに限らずビジネスを行うあらゆる企業にとって大切です。多くの企業は、認知拡大のためにプレスリリースの発行やオウンドメディアの運営など、あらゆる手法を駆使しています。集客を成功させたいのなら、いかにして認知度を高めるかを考えなくてはなりません。

2. 行きつけができやすく新規開拓されにくい

スーパーやレストランなどの場合、その日の気分で店舗を変えることは珍しくありません。「今日は和食を食べたいからあそこへ行こう」「「Aスーパーは野菜が安いから今日はそこで買い物」しよう、といったことはよくあります。

一方、病院ではこのようなことがまず考えられません。多くの方は行きつけの病院を確保しており、体調を崩したときや診察してもらいたいときは、そこを利用します。その日の気分で左右されることはありません。このような状況から新規開拓が難しいのも、病院がなかなか集客に成功できない理由です。

3. 他の病院との差別化が図れていない

ビジネスでの成功を目指すにあたり、他社との差別化を図るのはとても重要です。差別化ができていないのなら、お客様にとってどの会社を選んでも同じです。自社の強みを打ち出し、差別化に成功できていれば、それを積極的にアピールして集客へつなげられます。

差別化が必要なのは病院も同じです。むしろ、病院こそ積極的な差別化を進めることにより、集客を成功させられるといえるでしょう。差別化を進めるにあたっては、自社の特徴や強みなどをピックアップし、徹底してアピールしましょう。実績が豊富、女性医師が多い、ホテルのようなインテリアなど、他の医院にはない強みがあれば集客に活かせます。

4. 口コミやポータルサイトでの評価が低い・少ない

現代では、病院を探す際にインターネットを利用することが一般的となりつつあります。ホームページをチェックするのはもちろん、実際にそこを利用した方の口コミに目を通し、そのうえで利用するかどうかを決める方も少なくありません。

口コミサイトやポータルサイトでの評価が低いと、それだけでユーザーにネガティブな印象を与えてしまいます。口コミは匿名性が高いため、そこに書かれていることが必ずしも正しいとは限りません。しかし、読んでいる人に情報の真偽を確かめる術がないのも事実です。また、口コミや評価が少ないと、選択肢にすら加えてもらえない可能性があります。

5. 予約システムがない

現在では、多くの医療機関がホームページを開設し運営していますが、中には予約システムを実装していないところもあります。予約システムが実装されていないと、集客が不利になってしまうことを覚えておきましょう。

電話でしか予約がとれないとなれば、機会損失が発生してしまう可能性があるからです。日中は仕事や家事、学業が忙しくなかなか病院へ連絡できない、といった方もいます。予約システムは、24時間365日稼働してくれるため、このような方々を取りこぼしません。

病院・クリニックにおすすめの7つの集客方法

さまざまな集客方法がありますが、ここではおすすめの方法をいくつかピックアップしました。いきなりすべての方法を試すのは難しいかもしれないので、まずは取り組みやすいものから始めてみるとよいでしょう。

1. ホームページ

ネット社会である現代において、ホームページを開設していないのはそれだけで大きなハンデです。ホームページがあれば、病院や医師の医療に対する考え方や治療方針、方法など伝えたいことを24時間365日伝えられます。

もちろん、開設しただけでは集客につながりません。他の医院にはない強みをアピールし、病院の雰囲気がわかる写真なども掲載しましょう。検索上位に表示されなければホームページを見てももらえないため、SEOも意識することです。SEOは、特定のキーワードで検索されたとき、上位表示を実現するための施策です。

病院・クリニックのホームページ作成時のポイント

集客を成功させるためにホームページを活用したい場合、普通のホームページを作成するのでは不十分です。病院。クリニックの魅力を押し出すことはもちろん、他の医院との差別化を図る必要があります。

また、病院やクリニックのホームページでは、患者が安心して来院を決めるための情報を盛り込むことが求められ、一般企業にはない項目を設けて作成する必要性も考えられるでしょう。

中でも、主に気をつけたいポイントは、ホームページのデザインと、ホームページ上に掲載する情報の2点です。具体的にどんな工夫ができるのか、簡単に説明していきます。

まず、デザインです。暖かい色味を使ったり、写真を多用したりすることで、安心感や信頼感を感じてもらえるページに仕上げると新規患者の獲得率向上につながるでしょう。また、白や青系の色を基調とし、清潔感を演出することもできます。

さらには、予約フォームやお問い合わせフォームまでの導線をわかりやすく配置することで、初めてホームページを訪れたユーザーや高齢の方にとって使いやすいページに仕上げると丁寧でしょう。

病院・クリニックのホームページのデザインについては、以下の記事を参考にしてください。実例も交えてより詳しく解説しています。

掲載する情報に関しては、診療時間や休診日、診療科目など、基本的な情報はもちろん、顔写真付きの医師紹介の項目を設けることで、来院前から患者に安心感を抱いてもらえるはずです。

また、診療科目や治療方法などを記載する際には、専門用語の使用をなるべく控えてわかりやすい説明を心がけましょう。

病院・クリニックがホームページを運用するメリットや運用する際の注意点については、以下の記事でより詳細に解説していますので、参考にしてください。

2. Googleマイビジネス

Googleが提供しているサービスの一種です。Googleマイビジネスに登録することにより、ユーザーが検索したとき、病院の情報が検索結果ページに掲載されます。

無料で利用できるため、コストをかけずに集客したい方に適しています。病院の基本情報をはじめ、他ユーザーの口コミも掲載されます。それらを見ることで、「ここに依頼しよう」と考えるユーザーが出てくる可能性も十分にあるでしょう。

ただ、悪い口コミも投稿されるケースはあるため、注意しましょう。口コミは基本的に削除ができず、多くの方にネガティブな印象を与えてしまうかもしれません。悪い口コミを投稿されないよう、日ごろから丁寧な対応を心がけましょう。

また、クレームに対してどのような返信をするかも大切です。見込み客が見ていることを意識して、冷静かつ誠実に返信するようにしてください。

Googleマイビジネスでの効果的な集客に必須のMEO対策

MEO(Map Engine Optimization)とは、マップエンジン最適化を指します。ユーザーが検索したとき、Googleマイビジネスの情報を上位に表示させるための施策です。病院は地域に根ざして医療を提供するため、ローカル検索との相性がよく、MEOにより上位への表示が可能です。

MEO対策の具体的な方法は以下の通りです。参考にしてください。

・Googleマイビジネスの情報を充実させる
・定期的に情報の更新を行い常に最新の情報に保つ
・良い口コミをたくさん獲得する

(詳しくはこちら:https://kbcompany.jp/blog/seo-meo/108/

MEO対策を行う際の注意点としては、先ほども触れましたがGoogleマイビジネスにネガティブな口コミを投稿されるおそれがあることです。ユーザーにとっては、病院選びの参考にできる有益な機能ですが、病院側としては厄介です。

MEOで上位表示されると、ネガティブな口コミを多くの方に見らる可能性も高まるため、印象を悪くしてしまうかもしれません。口コミには十分気をつけましょう。

3. チラシやポスティング

以前からあるマーケティング、プロモーションの一種です。チラシを新聞に折り込む、ポスティングするといった方法がよく知られています。地域を絞り込んだ配布が可能であるため、地域密着型の病院が行う集客方法として有効といえるでしょう。

また、インターネットを利用していない高齢の方もいます。チラシならこのような層に訴求できるのもメリットです。ただ、ターゲットに合わせてデザインやキャッチコピーなどに工夫が必要です。間違った訴求をしてしまうと、他のチラシと一緒に捨てられる、見てさえもらえないといったおそれがあります。ポスティングの場合、住民からクレームが入る可能性もあるため注意が必要です。

4. ブログ

ブログでは、院長や医師、看護師などの考えや医療に対する想いなどをユーザーへ伝えられます。自分の言葉で発信できるため、よりダイレクトに訴求できることがメリットといえるでしょう。無料のブログサービスを利用するのなら、費用もかかりません。

ブログを執筆する場合は、ユーザーに有益な情報を発信することが大事です。そうでないと、執筆しても読んでもらえません。ターゲット層が常日頃どんなことに関心を持っているかも意識した執筆を心がけましょう。

また、ブログでの集客を成功させるには、有益な情報を発信することだけでなく、SEOに関する専門的な知識も必要になります。そのため、容易ではありませんが、記事執筆とSEO対策を地道に積み重ねていくことで、読者の興味や信頼を得られ、ファンの獲得につながるでしょう。

ブログでの効果的な集客のために必要なSEOとは?

「SEO」とは、検索エンジンでホームページを上位に表示させる方法です。SEOは専門的な知識を必要とするうえ、成果が現れるまでに時間がかかります。そのため、ブログのデザインはもちろん、離脱の防止やターゲット・ゴールの明確化といったSEOにもこだわる必要があるでしょう。

簡単に行えるSEO対策の方法としては、以下の8つが挙げられます。

1. キーワード選定
2. 量より質を重視した読みやすいコンテンツ
3. タイトルとディスクリプション
4. 記事内タグの設定
5. 画像と文字サイズの最適化
6. モバイルファースト
7. 被リンクの獲得
8. サイテーションの獲得

SEO対策については以下の記事でより詳しく解説しているので、参考にしてください。SEOについての解説や、SEO対策に役立つツールの紹介を掲載しています。

5. SNS

TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSを集客に活用するのは、現代社会で常識となりつつあります。SNSは手軽にさまざまな情報を発信でき、ユーザーと直接コミュニケーションをとれるのも魅力です。

直接的なコミュニケーションで、病院のファンを増やす、予約につなげるといったことも可能です。一方で、誤った情報や過激なメッセージは、炎上してしまうおそれがあるため注意しましょう。炎上した挙げ句、拡散されてしまうと病院の悪評があっという間に広がってしまうおそれがあります。

SNSでの集客を行う際には、それぞれのSNNの特徴を理解して自院にあったSNSを選ぶ必要があります。全てのSNSを運用することもできますが、膨大な労力と時間が必要になってしまうのでおすすめはできません。

また、SNS集客を効果的に行うためには定期的な更新が鍵になります。以下、各SNSの特徴を説明しているので参考にして、導入するSNSを1つか2つ選択してみてはいかがでしょうか。

LINE

コミュニケーションツールとして浸透したLINEは、集客に効果的なツールでもあります。LINEでは企業の公式アカウントを開設可能です。ここで友達登録してもらうことにより、ユーザーにさまざまな情報をダイレクトに発信できます。

チャットを使えば、ユーザーと個別にやり取りができることもLINEの特徴です。さらに、医療機関の場合、LINEから予約ができる機能を使えば、集客にも絶大な効果が狙えるでしょう。また、オンライン診療を可能にする機能も充実しているので、医療機関でSNS集客を始めるにはLINEから初めて見るのがおすすめです。

例)桜ヶ丘中央病院

引用元:桜ヶ丘中央病院LINEページ(https://page.line.me/875psfcq?openQrModal=true

Facebook

Facebookは、世界中に多くのユーザーを持つSNSです。Facebookには、企業用のページを簡単に作れる機能が搭載されているほか、検索で上位表示されやすい「SEOへの強さ」があります。したがって、Facebookはビジネス向きのSNSだといえるでしょう。

Facebookは実名登録が原則なので、ほかのSNSよりも「信頼感」があります。ビジネスの情報を無料で発信できるため、運用するうえでのハードルが低いことも特徴的です。ただし、Facebookのユーザーは新鮮な情報を求める傾向があるため、コンテンツをまめに更新する必要があります。

医療機関がFacebookを運用する際には、患者さんからの信頼獲得はもちろん、セミナーの開催情報や報告を掲載することで、他の医療機関とのつながりを作るツールとしても活用できるでしょう。

例)松阪市民病院呼吸器センター

引用元:松阪市民病院呼吸器センターFacebookページ(https://www.facebook.com/mch.respiratory.center/?ref=br_rs

Twitter

Twitterは、10~20代の若いユーザーが多いSNSです。ターゲットがこの層なら、Twitterはとても有効な集客ツールになります。また、自然災害時の情報発信にTwitterが優れていることなどから、若い層だけに留まらず、徐々にユーザーの層が広がっているのも事実です。

Twitterでは、140文字以内の短文と画像、動画などを投稿できます。発信できる情報量が少ないため、伝えたいことを端的にまとめることが大切です。Twitterにはリツイート機能があるため、爆発的な情報拡散を狙えます。

医療機関でのTwitter活用例としては、採用情報の掲載やイベント情報の掲載が挙げられます。また、月の診療予定日を発信するツールとしても活用できるでしょう。いずれにせよ、集客効果を生むためには頻繁な更新が重要になります。

例)東北大学病院

引用元:東北大学病院Twitterページ(https://twitter.com/hosp_tohoku?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

Instagram

Instagramは、写真や動画の投稿に特化したSNSです。Instagramは20~30代の女性を中心に人気があるため、この層をターゲットとする企業に適しています。

Instagramでの集客で最も重要なのは、写真や動画のクオリティです。美意識の高いユーザーも多いため、見栄えの良い写真や動画で目を引く必要があります。

医療機関のInstagram投稿例としては、病院の設備紹介や院内の紹介、医師の日常の写真などが挙げられます。来院前に設備や院内の様子を知ることで、安心して通院できることにつながります。また、医師の日常を投稿することで、患者さんに親近感を抱いてもらうこともできるでしょう。

さらに、ストーリーズのハイライト機能を使って病院情報や採用情報を常に目のつきやすい箇所に掲載しておくことができるのも、Instagramの便利なポイントです。

例)湘南藤沢徳洲会病院

引用元:湘南藤沢徳洲会病院Instagramページ(https://www.instagram.com/fujisawatokushukai/

6. リスティング広告

リスティング広告は、インターネット広告の一種です。検索連動型広告のことで、設定したキーワードで検索されたとき、ページ上部の広告枠に掲載されます。

単価を自身で設定できるため、予算に応じた運用ができるのはメリットといえるでしょう。掲載までにかかる時間も短く、上位に表示されることで多くの方に見てもらえる可能性があります。設定するキーワードによっては競合が多く、入札額が高額になりやすいことも覚えておきましょう。

一般的にリスティング広告にかかる費用は20~50万円とされています。出稿する記事やサービス次第では20万円以下で収まったり、反対に50万円以上かかることもあるので、注意してください。(詳しくはこちら:https://www.i-nobori.com/media/2860

7. ポータルサイト

さまざまな医療機関の情報を網羅しているのがポータルサイトです。ポータルサイトの多くは、SEOもきちんと施されているため、ホームページが上位表示されないケースでも有効です。

地域や病名、診療科目などからスムーズに病院を探せるため、集客につながりやすいのもメリットといえるでしょう。一方で、多くの医療機関が登録しているため、競合が多いデメリットもあります。代表的なポータルサイトには、マイクリニックやCaloo(カルー)、病院検索ホスピタなどが挙げられます。

マイクリニック

引用元:マイクリニックホームページ(http://www.myclinic.ne.jp/

マイクリニックは、都道府県や駅情報から、条件にあった病院を検索することができる、医療機関向けのポータルサイトです。同会社では、医療機関専門のホームページ制作も請け負っており、医療機関に特化したおすすめのポータルサイトと言えます。

Caloo

引用元:Calooホームページ(https://caloo.jp/

Calooは2010年にサービス提供を開始した、病院口コミ検索サイトです。現在では、約17万件の松蔭。クリニック。歯科医院の情報を掲載しており、1日27万人、月間ではおよそ800万人もの人が使用している国内最大級の医療機関向けポータルサイトです。

病院検索ホスピタ

引用元:病院検索ホスピタホームページ(https://www.hospita.jp

病院検索ホスピタとは、2006年から運用を始めた、病院・クリニック・歯科医院の基本詳細情報を検索できるサービスです。近年は名医検索に注力しており、患者が町の名医と出会えるようなプラットホームを構築しています。

スマートフォンにも完全対応している点が魅力で、幅広い層に向けた集客効果が期待できます。

集客するときに気をつけたい3つのポイント

これから集客に取り組もうとしている方が集客の際に気をつけるべきポイントは、「目的設定が曖昧でないか」、「競合と差別化できているか」、「良質な口コミを獲得できているか」の3つです。詳しく見ていきましょう。

1. 目的設定が曖昧でないか

叶えたい目的によって集客の手法は変わります。そのため、まずは明確な目的を設定することが大事です。

広い層に働きかけたいなら、チラシやポスティング、SNS、ホームページなど多様な集客方法を実践する必要があります。集客のメインをネット利用者に絞りたいのなら、チラシやポスティングではなくホームページ、SNS、ポータルサイトに力を入れるとよいでしょう。

ターゲットを絞ることも重要です。たとえば、小児科や産婦人科がターゲットとする層はある程度絞られます。そのため、「広く浅く」よりも「狭く深く」を意識したプロモーションが望ましいでしょう。

2. 競合他社と差別化できているか

地域から信頼され、何より地域の患者から選ばれる病院・クリニックになるには、競合との差別化が何より重要といえるでしょう。差別化ができていないと、「AとBの病院で迷っているけれど違いがよくわからないから、家から近いAに行こう」といったことが起こります。

他にはない魅力を打ち出し、差別化を実現できていれば、「A医院のほうが近いけど、Bのほうが魅力的だからB医院にしよう」となる可能性があります。

差別化するには、自医院の強みや個性を探ってみるところから始めます。経営者だけで考えるのではなく、スタッフも集めてミーティングをしてみるとよいかもしれません。差別化できるアピールポイントが見つかれば、それらをチラシやホームページなどの媒体で積極的にアピールしていきましょう。

3. 良質な口コミを獲得できているか

最近では、行動を起こす前にまずはネットの口コミをチェックする方が多くを占めています。飲食店や商品、サービスを選ぶ時など、あらゆるシーンで口コミを確認し、そのうえで判断するケースが多いのです。

病院・クリニックも同様です。「きちんと治療をしてくれるか」、「お医者様の対応はどうか」など、患者様はさまざまな不安を抱いています。それらを解消するために、あらかじめ口コミをチェックするのです。

良質な口コミが獲得できていないと、集客の施策が逆効果になってしまうおそれがあります。悪い口コミが媒体に載り、拡散されてしまうかもしれません。このようなことにならないよう、丁寧で誠意ある対応と診療を心がけ、日ごろからよい口コミの獲得に努めましょう。

まとめ

病院が集客で成功するためには、どうしてうまくいかないのかを知ることが大事です。本記事でお伝えしたようにさまざまな要因が考えられますが、まずは自医院がどれに該当しているのかを把握しましょう。

具体的な集客方法には、ホームページやチラシ、ポータルサイト、SNSなどの方法があります。どれも優れた方法ですが、いきなりすべてに手をつけるとなると大変です。自医院が取り組みやすそうなものをピックアップし、トライ&エラーを繰り返しながら少しずつ集客を増やしていきましょう。

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