2022.05.18

歯科医院・歯医者に特化したホームページ制作会社5選|デザイン解説も

現在では、医療機関がホームページを持つのも一般的になりつつあります。特に、歯医者は競合の激しい業種なので、ホームページからの集客という面でも、その重要性は増しています。

その一方で、いざホームページを作るとなると、

  • どのホームページ制作会社に依頼すればいいのか
  • デザインはどうすればいいのか
  • 失敗しないためにどのような点に注意すればいいのか

といった悩みがたくさん浮かぶでしょう。

本記事では、そのような悩みを解決できるように以下のような内容をお伝えします。

  • 歯科医に特化したホームページ制作会社
  • ホームページデザインで重要なポイント
  • 運営上で注意するべきポイント

本記事をぜひホームページ作成にお役立てください。

【前提】ホームページを運営する5つのメリット

ホームページを運営することによって、以下のようなメリットが期待できます。

1. 新規患者に見つけてもらえる

昨今、歯医者はコンビニより多いといわれるほどに乱立しています。待っているだけでは、他の医院に顧客を奪われてしまうでしょう。

新規顧客獲得のために重要なのが宣伝です。ホームページは、その中枢をなすものといえるでしょう。設備や得意分野などのアピールポイントや、診察時間、住所などの基本情報を、わかりやすく簡潔に伝えられます。

医院検索や口コミなど、ネット上にはたくさんの歯医者の情報が掲載されていますが、そこで見つけてもらえても、肝心の医院のホームページがなければ、顧客が二の足を踏むということにもなりかねません。

ホームページは、顧客が歯医者を選ぶ上で極めて重要な要素で、最終決定の決め手にもなり得ます。

Googleビジネスプロフィール

歯科医院を探している人に見つけてもらうためのツールとして、ホームページの他に挙げられるのが「Googleビジネスプロフィール」です。

Googleビジネスプロフィールとは、Googleが提供しているサービスの一種で、これに登録することでユーザーが検索したとき、歯科医院の情報が検索結果ページに掲載されます。

無料で利用できるため、コストをかけずに集客したい方に適しています。歯科医院の基本情報をはじめ、他ユーザーの口コミも掲載されています。それらを見ることで、「ここに依頼しよう」と考えるユーザーが出てくる可能性も十分にあるでしょう。

集客に力を入れたいという方は、ホームページと併せて利用してみてはいかかでしょうか。

Googleビジネスプロフィールホームページ

2. 顧客に安心感を与えられる

歯医者に恐怖感を抱く人は少なくありません。来院前に治療方針や医院の内部の雰囲気を知ることができれば、その不安が和らぎます。

わかりやすい、知りたい情報がすぐに見つかるなど、クオリティの高いホームページを持っていれば「この歯医者はしっかりしていそうだ」という信頼獲得に繋がり、それも安心感の源となるでしょう。

院内の写真を掲載するのも効果的です。スタッフの笑顔の写真などがあれば、それだけでも治療に前向きな気持ちを抱かせられるかもしれません。

できるだけ明るい色合いの写真を使うなど、ちょっとした工夫が大きな違いを生むこともあります。予算に余裕があれば、プロに撮影を依頼するのもおすすめです。

医師と患者は、人と人なので、言葉も大切です。真摯なメッセージが、不安を抱く人の背中を押すこともあるかもしれません。

3. 時間外でも診察の予約ができる

電話や、直接の診察予約は、基本的に医院に人がいる時間内にしかできません。しかし、オンラインの予約システムを持っていれば、24時間、自動的に予約を受け付けられます。

また、口頭でのやり取りだと伝達ミスも起きがちですが、入力方式の予約システムであれば、そうした認識違いを、かなりの確率で防げるでしょう。

予約確定後や、診察の前日などにメールを送るシステムも、間違いや予約日の失念の防止になり、とても便利です。

予約フォームに関する情報は本記事でも紹介していますので、詳しくはこちらを参考にしてください。おすすめの予約フォーム作成サービスも紹介しています。

4. リアルタイムに新鮮な情報が載せられる

オフラインの情報は、古いものがそのまま放置されているというケースが少なくありません。新たな情報があれば、すぐに発信できるというのはインターネットの大きな強みです。

たとえば、診察時間の変更や急な休診なども、すぐに告知できます。ただし、ホームページ上に古い情報が残っていると、オフラインの情報以上に顧客の信頼を損ないかねないので、管理には気を付けてください。

また、近年の歯医者はホワイトニングや歯の矯正など、役割が多岐に渡っています。そうしたもののなかから、得意分野をコラムなどで発信する歯医者も増えています。

有益な情報であれば、遠方からの顧客も訪れるかもしれません。SEO対策にもなるので、医院の知名度が向上し、顧客の増加に繋がることもあります。

5. ビジネス上での信頼感が得られる

現在は、来院前に顧客がインターネットで医院を検索するのが当たり前の時代です。

前述の通り、インターネット上には、歯医者に関するさまざまな情報が溢れていますが、だからといって自らは発信しなくてよいというわけではありません。検索する人が求めるのは、医院から直に発信される情報です。

ホームページがない=運営がしっかりしていない」とも捉えられかねないので、ホームページは必須です。ホームページがあったとしても、それが時代遅れでクオリティの低いものであったとしたら、医院自体も時代遅れと思われてしまうかもしれません。

しっかりとしたホームページは、医院全体の運営がしっかりしているという印象を閲覧者に与えます。

また、採用においてもホームページは重要です。若い世代ほど、インターネットの情報を重要視する傾向があります。

洗練されたホームページを持っていて、採用情報もわかりやすく記載されていれば、優秀な人材が集まりやすくなるでしょう。

歯医者向けのホームページ制作会社5選

おすすめの制作会社と、それぞれの特徴、強みなどを紹介します。

1. デンタルウェブ

引用元:デンタルウェブホームページ

デンタルウェブは、初期制作費0円・月額費用9,900円でホームページを作成することができます。スマホ対応や集患のためのSEO対策、ブログ機能といった歯科医院のホームページに欲しいサービスが満載です。

また、デンタルウェブではデザイナーが作成したテンプレートを利用しているため、短い期間であまりコストをかけずにホームページを作成することができます。

2. Breath Q(ブレスキュー)

引用元:Breath Q ホームぺージ

ブレスキューは、300件の歯科医院ホームページを作成した実績があります。直接デザイナーと話して制作を進められるので希望のホームページに仕上げることができるでしょう。

また、ブランディングに特化したサービスも提供しているので、集患に悩んでいる方におすすめできます。

スタンダードプランオリジナルプラン開院パック
制作費220,000円500,000円700,000円
月額保守費5,000円~5,000円~5,000円~
特徴予め用意されているテンプレートから作成クオリティ・アイデンティティの高いホームページを作成ホームページに加えて、チラシや名刺といった印刷物がセットのパック
引用元:ブレスキュー 料金ページ

3. HERO innovation

引用元:HERO innovationホームページ

ヒーローイノベーションは顧客の90%以上が歯科医院やクリニック、医療施設といった医療業界なので、専門性に優れています。

ホームページ公開後もしっかりとしたサポート体制があり、集患の分析を行えるMPクラウドを搭載しています。そのため公開後の運用もスムーズにできるでしょう。

<医療ホームページ制作+MPクラウド>

システムセレクトシステムオリジナルシステムプレミアムオリジナル
初期費用165,000円385,000円700,000円個別見積もり
引用元:HERO innovation料金プランページ

<月額プラン(アカウント・ホームページ保守)>

スタンダードプランリスティング広告代行オプション
月額費用18,000円40,000円
引用元:HERO innovation料金プランページ

4. 株式会社 BE PROUD

引用元:株式会社 BE PROUDホームページ

歯医者に特化した制作会社で、東京、大阪、福岡、さらにテキサスと北京にもオフィスを構えています。導入実績は1,000件以上で、まさに歯科ホームページのスペシャリストといえるでしょう。

新規開業で、ホームページの運営について何もわからないという状態でも安心です。

豊富な経験と知識に基づいた詳細なヒアリングを元に、一から、テンプレートを用いない、それぞれの医院に合ったオリジナルのホームページを作成します。原稿のライティングや、プロカメラマンによる訪問撮影もサービスに含まれています。

また、作成時だけでなく、公開後も安心して任せられます。定期的なミーティングを行い、更新管理やSEO、リスティング広告などにもしっかりと対応しています。

「日本歯科医療評価機構」のアンケート代行によって、本物の口コミを集めるという試みにも注目です。

制作は50万円で承っており、その他にもオプションとしてロゴマークの作成やプロカメラマンによる出張撮影などがあります。

5. 日本ビスカ株式会社

引用元:日本ビスカ株式会社ホームページ

2,000件を超える医療機関のホームページの制作実績があります。ホームページ制作以外にも、広告、什器や備品の製造販売、書籍の出版など、さまざまな形で医療機関に関わっていて、創業は1984年という歴史のある会社です。

「マーケティング×IT×デザイン」というコンセプトを打ち出し、ブランディングや受付IT化のサポートなども行っています。

多彩なプランを用意していて、リーズナブルなものだと、テンプレートを使用し最低価格60,000円から制作可能です。リッチなサイトの制作実績も豊富で、予算に応じてさまざまな提案を行ってくれます。

他の2社と同様、公開後のサポート体制も万全で、SEO、MEO、リスティング広告など多角的で戦略的なアプローチで日々、集客アップに向けた運用を行います。

ホームページをテーマにした大変興味深いコラムも掲載しているので、ぜひチェックしてみてください。

オリジナルプレミアムテンプレート
費用見積もり250,000円60,000円
デザインフルオリジナルテンプレートテンプレート
ページ数自由6ページ4ページ
引用元:日本ビスカ ホームページ制作 料金ページ

歯医者のホームページデザインで重要な5つのポイント

ホームページのデザインは、どのような点に気を付ければよいでしょうか。各項目に応じ、実在する歯医者のホームページを参考にしつつ、そのポイントを解説します。

1. わかりやすく使いやすい

神田デンタルケアクリニック

引用元:神田デンタルケアクリニックホームページ

電話番号、住所、診療時間、休診日といった重要な情報がページのわかりやすい位置に記載されています。PC版ならページの上部に固定し、さらに下部にも表示し、スマートフォン版も全ページの下部に記載されています。

PC版にはページの上部にネット予約が、スマートフォン版ではページの下部に電話、メール相談、ネット予約が固定されていて、ゴールが非常にわかりやすい構成です。初見でも迷う可能性が極めて少ないホームページだといえるでしょう。

ページの左上に「お急ぎの方はお電話ください。」と有効な連絡手段を示しているのも親切です。

2. 安心・信頼できる

ただこし歯科クリニック

引用元:ただこし歯科クリニックホームページ

まず目に入るのが、子供の写真でしょう。第一印象から、温かみを感じさせてくれます。別ページでもしっかり紹介されていますが、キッズスペースがあることも一目瞭然です。

デザインは明るい色合いや、丸みのあるフォントを多用し、全体的にポップな印象があります。

たくさんの写真で表現されたアットホームで楽しげな雰囲気は、歯医者への恐怖感を和らげる大きな助けとなっています。スタッフの笑顔の写真も、安心感を与えてくれます。前述の通り、顔が見えるということは、信頼性に大きく関係しています。

「当院で矯正する11のあんしん」というコーナーも、わかりやすく、かつ詳細で、信頼獲得に大きく寄与していることでしょう。

3.清潔感がある

クラウド歯科

引用元:クラウド歯科ホームページ

薄いグリーンやブルーは、歯医者のホームページで頻繁に使われています。とても清潔感があり、かつ冷たさを感じさせないという配色です。装飾が少なく、細字のフォントを用いたデザインも、クリーンでシャープな印象を与えています。

そのシンプルさのなかで際立つのが、縦書きの見出しです。非常に簡潔な文言ながらも、すぐに目に飛び込んでくるのではないでしょうか。横書きの本文との併用で読みやすい構造にもなっています。

シンプルですが考え込まれた構成であり、簡潔ながらも詳細な本文に王道の配色、それらが合わさり、爽やかで安定感を感じさせるホームページとなっています。

4. 誠実さが伝わる

栃内歯科医院

引用元:栃内歯科医院ホームページ

アクセスしてすぐに、スタッフ達の笑顔の集合写真に目を引かれることでしょう。そして、「前歯を見せて、大きな口で笑ってほしい。」から始まる、温かいメッセージ。患者に寄り添う姿勢が、しっかりと表れています。

スマートフォンサイトでも、写真を大きく見せるということに注力しているようです。右下の手書きのメッセージも印象的です。ページの随所に配置されている、四角形がフワフワと動く装飾も、温かみを演出しています。

明朝体の使用も効果的で、人間味と同時に高級感を出すことにも成功しています。余白の使い方も上手です。スタイリッシュながらも決して気取らず、伝えたい内容をストレートに伝えられるデザインに仕上がっています。

メッセージ性や高級感、計算されたレイアウト、それらの要素が高い次元で融合し、誠実さとなって閲覧者に伝わってくるようなホームページです。

5. 洗練されている

丸の内デンタルオフィス

引用元:丸の内デンタルオフィスホームページ

歯医者は、高度な知識と技術を求められる専門職です。知性や格式などを打ち出したホームページも、説得力があります。こちらのホームページは黒とゴールドを基調としたデザインで、グレードの高さを表現しています。

次々と現れる、最新の設備や高級感のある内装、丸の内のビルの写真は、圧倒的な迫力を持って閲覧者に訴えかけてくることでしょう。

メインビジュアルを切り替えるという手法は、スライドショーのような見せ方以外にもさまざな方法があります。たとえば、時間帯によって切り替えるというものです。

診療時間内か時間外かが一目でわかり、閲覧者にとって親切であると同時に、作りこまれているという印象を持たせられます。

こうした細かな工夫は知性を感じさせるので、大学病院などのホームページとの相性も良好です。

ホームページを作成する上で、参考になるデザインを他にも閲覧したいという方には、ギャラリーサイトがおすすめです。

ギャラリーサイトとは、デザイン性の高いホームページを集めたサイトのことで、サイト内検索にかけることでジャンル別に参考ページを探すこともできます。

ここでは、おすすめのギャラリーサイトの一例としてSANKOU!を紹介します。

SANKOU!

引用元:SANKOU!医療系サイト紹介ページ

SANKOU!は2,383個(2021年5月9日現在)のデザイン例を掲載しています。目的や種類、デザイン性、色などさまざまなカテゴリーからデザインを検索できます。

サイト詳細を見ると「雑誌風なレイアウト・あしらい」「要素が動く」など細かいタグ付けがされているため、直感的にタグを選ぶこともできます。また、お気に入り機能もあるので気に入ったデザインを保存して後で比較することもできます。

SANKOU!の他にもギャラリーサイトはたくさんあります。以下の記事ではその他のおすすめギャラリーサイトやホームページをデザインする際に気をつけるべきポイントも紹介していますので、参考にしてください。

歯医者のホームページに掲載するべき項目

歯医者のホームページにおいて、これは必須、というべき内容を紹介します。実際にホームページを作成する際の参考にしてください。

医師紹介

どんなホームページにおいても、その団体の顔ともいうべき人物の紹介は重要です。顔が見えない存在を信頼するというのは、なかなか難しいでしょう。特に歯医者の場合は、先に紹介した安心感の付与に大きく関わる部分です。

診療中は常にマスクをしているので、素顔がわからないことが、一層不安にさせてしまうこともあるかもしれません。医師の顔や人となりがわかり、考え方に共感できれば、顧客が安心して来院できるでしょう。

多くの場合、医師紹介のページには、顔写真とメッセージ、それに加えて略歴が掲載されています。略歴は、その医師がどのようなキャリアを辿ってきたのかがすぐにわかるので、これも信頼獲得の大きな助けとなります。取得認定医であることや所属学会を掲載するのも一般的です。

診療内容

虫歯の治療だけでなく、インプラントや顎関節症、口腔ガン検診など、さまざまな人が、さまざまな目的で歯医者を探しています。単に「歯の治療」とだけ記載していたのでは説明不足です。行っている治療を項目ごとに分けて、詳細に説明するとよいでしょう。

特定の分野に強みがあるなら、そこをアピールする機会でもあります。設備なども紹介すれば、より閲覧者の関心を引けるでしょう。ネットユーザーは常日頃から、大量の情報を取得しています。

知識が多い分、不安を感じる要素も多くなってしまいます。それを解消できるのが、具体的で専門的な情報です。

もちろん、すべての顧客が豊富な知識を有しているわけではありません。すべての人にわかりやすいように、症状名でなく「歯茎の出血」、「口内のねばつき」など、体感的な症状を記載し、その解決策を提示するという方法もあります。

住所・電話番号

初めて来院する顧客の多くが、ホームページの情報を頼りにしています。住所と地図は必ず掲載し、地図アプリが苦手という人のために、シンプルな地図や道順も掲載しておくと親切です。

曲がり角や、目印となるようなスポットの写真を順に掲載しているホームページもあります。駐車場の有無も、表記しておくとよいでしょう。

立地に恵まれている場合は、医院の強みとしてアピールもできます。「〇〇駅から徒歩3分」など、目立つ場所に記載しておけば、鉄道利用者の新規顧客が増加するかもしれません。

電話番号は、全ページの目立つ箇所に掲載されているのが一般的です。気になったら、すぐに問い合わせできるようにしているのです。PCであれば、ページ上部の右側、スマートフォンであればページ上部か下部に固定など、大半のサイトが目立つ位置に配置しています。

スマートフォンの場合は、タップしてすぐに電話がかけられるようにしておくのも基本です。

24時間予約フォーム

昨今、予約フォームの重要性は増す一方です。24時間予約を受け付けられますし、予約時のミスやトラブルも格段に減らせます。初診の場合は、希望する診察の内容を選択できるようにしておけば、情報の整理にも役立ちます。

また、任意のメッセージ欄を設けておけば、具体的な症状や質問を記入できるので、スムーズな意思疎通の助けになるでしょう。

多くのホームページで、わかりやすい場所にリンクを設置されており、特に電話番号のすぐ近くに配置するというパターンが多いようです。

現在は、無料から使える予約システムのサービスも多数あるので、簡単に予約フォームを作成・設置することができます。ここでは、一例としてSTORES予約をご紹介します。

今回は歯科医院向けの予約システムを3つ紹介します。様々な予約システムが存在するので、費用・サービスなどを踏まえて自院にあっているものを選択しましょう。

denta map plus

引用元:denta map plus

デンタマッププラスはこれまで全国の歯科医院2000件以上の導入実績があります。24時間いつでも予約が可能で、スマートフォンだけでなくPCからも簡単に診療予約を受け付けられます。

その他にも蓄積した予約データをグラフ化し自院の経営状況を数値で確認することができます。

Apotool&Box

引用元:Apotool&Box

アポツール&ボックスでは新型コロナウィルスの影響を受けてキャッシュレス決済や遠隔診断といった新たなサービスを提供しています。

また、3年間での解約率が0.9%と低く、歯医者が満足して予約システムを導入していることがわかります。料金形態は「ベーシック」「スタンダード」「アドバンス」の3つです。それぞれにおいて料金やサービス内容が異なるので詳しく知りたい方はコチラからご確認ください。

EPARK歯科医院コネクト

引用元:EPARK歯科医院コネクト

歯科医院コネクトを利用している医院数は全国で15,000件以上あり、その圧倒的な掲載医院数が魅力的です。

また、EPARKは医療関連施設を中心にペットやネイル、学校などや様々な業態で展開されておりその会員数は述べ2,500万人です。間接的にはなりますが歯科医院もこれらの会員にアプローチすることができます。

無料プランベーシックプランリッチプラン
初期費用なしなし応見積
月額費用なし25,30041,800
引用元: EPARK歯科医院コネクト 料金・プランぺージ

これまで予約システムについて紹介してきました。自社に合ったサービスを見つけるために、予約システムを選ぶ際には下記のような基準を設けると良いでしょう。

  • 決済機能があるか
  • 顧客管理機能があるか
  • Googleカレンダーと連携できるか
  • セキュリティは確保されているか
  • 自社に近い業種の導入実績はあるか
  • スマホ対応しているか

以下の記事では、この基準についてより詳しく紹介していますので、あわせてご覧下さい。

診療時間・休診日

自分の都合のよい時間に診療しているかどうかは、歯医者選びの重要なポイントです。

予約をする際に確認する情報なので、わかりやすい場所に掲載するようにしましょう。専用のページだけでなく、トップページにもあるのがベストです。電話番号や予約フォームへのリンクのすぐ近くにあるというパターンも少なくありません。

定期的な通院が可能かの判断には、住所と同じくらい大きな意味を持つ情報です。急な症状で、すぐに診療可能な歯医者を探している場合など、診療時間が何よりも重要という場合もあります。

できるだけすぐに見つけられるようにしておいてください。

料金(カード支払いの可否)

歯医者の治療は、一人ひとり、内容が大きく異なるため、料金を示すのが難しいものです。しかし、顧客にとっては非常に気になる要素でもあります。できる限りの情報を提示しておくと親切です。

自由診療(全額負担)の場合は、特にしっかりと明記しておきましょう。非常に高額になるため、トラブルを防ぐためにも前もって情報を提供しておくべきです。

自由診療は保険適用の診療に比べて、費用のパターンが明確なので具体的な金額も示しやすくなっています。保険適用の診療まで掲載したいというときは、いくつかのモデルケースを示すとよいでしょう。

クレジットカードをはじめとする、キャッシュレス決済利用の可否も、今の時代には必要な情報です。キャッシュレス決済の利用が不可の場合は、現金のみと明記しておくと、トラブルを軽減できるでしょう。

お問い合わせフォーム

気になってはいるけれど、予約には至っていないという層には、お問い合わせフォームが効果を発揮するかもしれません。

予約もしないのに電話するというのは、多くの人が抵抗を感じますが、専用のフォームがあれば、医院との距離がかなり縮まります。お問い合わせから、自然に予約へと誘導する流れを構築できれば、なお効果的です。

また、電話での問い合わせは、その場で対応しなければなりませんが、フォームでの問い合わせであれば、対応するタイミングにある程度の幅を持たせられます。

専門的な質問への回答には医師の意見が必要ですが、診療時間中に手が空いていることはほとんどありません。

お問い合わせフォームであれば、手が空いたときに対応することが可能なのです。求めている答えが得られれば、利用者も安心して予約に踏み切れるようになるでしょう。医師の負担も考慮する必要がありますが、新規顧客獲得の手段として、一考の価値があります。

お問い合わせフォームは、作成ツールを使用することで、無料から、簡単に作成することができます。ここでは、一例としてGoogleフォームをご紹介します。

Googleフォーム

引用元:Googleフォームホームページ

あらゆる用途に利用できる「Googleフォーム」は、世界的なシェアを誇る信頼性の高いツールです。

サービスは無料で利用でき、豊富なデザインやテーマの中から雰囲気に合ったものを選択したり、画像や動画を追加したりすることもできます。また、モバイルデバイスにも対応しているため、ユーザーの環境を選びません。

自動集計機能でスムーズにグラフ化を行い、集計の手間が軽減できます。また、スプレッドシートとの連携により、より詳しい分析結果を表示させることも可能です。

コーディングの知識がなくても、直感的な操作で簡単にフォームが作れる設計になっているので、導入後すぐに活用できます。

お問い合わせフォームの作成については、以下の記事を参考にしてください。おすすめのお問い合わせフォーム作成ツールの紹介や作成時の注意点の解説を掲載しています。

歯医者がホームページを運営する上で注意するべき4つのポイント

ホームページは、デザインが綺麗、体裁が整っているというだけでは、その役割を果たすことはできません。ここでは、特に注意するべきポイントを4つ紹介します。

1. 医療広告ガイドラインを遵守する

医療行為は、人の健康、そして、命にまで関わります。そのため、広告に記載する内容に関する規制が医療法によって定められています。それが、医療広告ガイドラインです。

虚偽や誇大広告、比較広告、客観的根拠・事実が証明できない内容の掲載を禁止し、違反した場合は罰則を科せられるというものです。

ホームページも、例外ではありません。長くグレーゾーンとされていた時代がありましたが、2018年の医療法の改正によって明確に規制の対象となりました

たとえば「地域No1」、「芸能人御用達」、「評判の名医」といった表現は、規制の対象となる可能性があります。事実に基づき、地に足の着いた内容を心掛けるようにしてください。

詳細は必ず医療広告ガイドラインを確認してください。 医療行為は、人の健康、そして、命にまで関わります。そのため、広告に記載する内容に関する規制が医療法によって定められています。

それが、医療広告ガイドラインです。虚偽や誇大広告、比較広告、客観的根拠・事実が証明できない内容の掲載を禁止し、違反した場合は罰則を科せられるというものです。

ホームページも、例外ではありません。長くグレーゾーンとされていた時代がありましたが、2018年の医療法の改正によって明確に規制の対象となりました

たとえば「地域No1」、「芸能人御用達」、「評判の名医」といった表現は、規制の対象となる可能性があります。事実に基づき、地に足の着いた内容を心掛けるようにしてください。

詳細は必ず医療広告ガイドラインを確認してください。

2. 保険適用の可否をわかりやすく説明する

歯医者で治療を受ける場合、自由診療の費用は非常に高額になります。保険適用だと思って受けた治療が、実は自由診療だったという場合、顧客との大きなトラブルに発展しかねません。誰にでもわかるよう、保険適用については、しっかりと記載しておく必要があります。

実際の説明も、もちろん大切ですが、ホームページに掲載していれば、顧客の理解度が飛躍的に向上するでしょう。医療広告ガイドラインでも、自由診療の料金は明記しなければならないと定められています。

3. 誰にでも使いやすくわかりやすいUI/UX設計を施す

歯医者は老若男女、あらゆる層が利用します。立地や治療方針によってターゲット層が絞られる場合もありますが、他の層を排除してしまうのは得策ではありません。万人に受け入れられやすいUI/UX設計を心掛けてください。

UI(ユーザーインターフェース)とは、ユーザーの目に触れる部分や使用する部分のことです。ホームページの場合、そのデザインやフォントなどがこれにあたります。「どこに何が書いてあるのかわかりやすい」「文字が読みやすい」ページは、顧客の離脱を防ぎます。

また、UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、製品・サービスを通じて得られる体験を指します。ホームページであれば、「簡単に診察予約ができた」「知りたいことがすぐ解決できた」といった体験が価値となるでしょう。

導線が独特なデザインや、一部の層には刺さるが他の層には不快感を与える、といったデザインは好ましくないということです。先に紹介した、デザインで重要な5つのポイントを意識すれば、おのずと誰にでも使いやすく、なおかつわかりやすいUI/UX設計になるでしょう。

4. スマートフォンにも対応したデザインで設計する

スマートフォンからアクセスしても、顧客にストレスのないデザインかどうかは、忘れず確認したいポイントです。現在は、PCではなくスマートフォンでインターネットを使用する人も増えています。

そのため、いくらPC上でわかりやすいUI/UX設計がされていても、スマートフォン上でホームページが使いにくければ、顧客が離れていく可能性は否めません。

「スマートフォン上で画面はどう見えるか」「タップする項目の大きさは適切か」「顧客の知りたいことを意識したコンテンツ順になっているか」など、細部まで入念に確認しておきましょう。

また、ホームページをスマートフォンにも対応したデザインにすると、Googleの検索エンジンからの評価が上がったり、ユーザーのストレスを軽減できたりするといったメリットがあります。

現在はほとんどの制作会社がスマホ対応のページを作成するノウハウを持っているので、これからホームページを作成しようと考えている場合には、依頼するホームページ制作会社にスマートフォン対応のページを作成して欲しいという希望を事前に伝えましょう。

ホームページのスマホ対応については、以下の記事を参考にしてください。スマホ対応にすることのメリットや、スマホ対応にする方法などを解説しています。

ホームページにかかる費用

ホームページを運営していくためには、様々な費用がかかります。この章では、作成にかかる費用、リニューアルにかかる費用、そして維持にかかる費用、それぞれの相場について解説していきます。

作成にかかる費用

ホームページの作成にかかる費用はピンキリです。デザイン性や機能性を高めようとするほど高額になっていくのが一般的です。ここでは、一般企業のホームページ制作にかかる費用を目的別に分けて紹介するので参考にしてください。

<50〜150万円>

制作費としては、かなり安価な金額帯と言えます。金額を安価に抑えるため、ホームページの作成方法としては、ウェブサイト制作ツールの既存テンプレートを用いて、開発することが多くなります。そのため、オリジナリティがあるWebサイトの制作などは難しいと言えるでしょう。

<150万円〜500万円>

制作会社に依頼した場合、この金額感に収まることが一番多いと言えるでしょう。ホームページの作成方法としては、クライアントからのヒアリングベースで、0から作成する形が一般的です。

Webサイト毎の特徴を踏まえた上で、デザインやコーディングをしていくため、一定のオリジナリティやクオリティがある成果物を制作することができると言えます。

<500万円以上>

ホームページ・リニューアルや趣向を凝らしたホームページを新規作成しようとした場合、制作費は500万円以上かかってくるでしょう。この規模の制作になると、制作期間も半年前後かかります。

ただ、マテリアルとしてのホームページを作成するだけではなく、コーポレートブランディングの観点も0から一緒に考えたり、他にはないオリジナリティのあるWebサイトを制作することができます。

リニューアルにかかる費用

ホームページのリニューアルをする場合、どのくらいの費用がかかるのかを簡単に説明していきます。リニューアルにかかる費用は、リニューアル内容や目的によって大幅に変動します。

<50万〜100万円>

仕上がりのクオリティは金額によっても左右されますが、50万~100万円の価格帯でもリニューアルは十分可能です。場合によっては新たなページや機能の追加、システムの組み込みなどもできます。

ただし、リニューアルはできるものの、100万円以内となるとできることはかなり限定的となります。そのため、思い描いていた通りの効果やメリットを得られない可能性もあるでしょう。

まずはどのような効果やメリットを得たいのかを明確にしたうえで、業者へ相談することが大切です。

また、この価格帯に抑えたいのなら、業者選びも重要です。技術や実績があるのはもちろんのこと、低価格でサービスを提供している業者に絞って相談してみましょう。

<300万〜1000万円>

この価格帯なら、リニューアルにかける予算としては、十分な費用だと考えられます。前述した価格帯での作業以外に、大掛かりなシステム、デザインの変更なども可能です。

リニューアルを機にブランディングに力を入れることもできます。ブランディングとは、ユーザーがある商品を購入したいと考えたときに、自社製品を真っ先に思い浮かばせるようブランド化して定着させることです。

ホームページによるブランディングを成功させるには、専門的なノウハウを投入して作業を行わねばならず、入念なリサーチも必要です。必然的に作業量が増えてしまうため、費用も高くなる傾向があります。

本格的なSEOを行うときも、これくらいの費用が発生します。SEOは、ある程度までなら業者を頼らずとも対策できますが、本格的に行うとなるとノウハウや専門知識、技術が必要です。

ブランディングとSEO、いずれにしても高度なノウハウと知識、技術が必要であり、作業量も膨大です。どこまでの結果を求めるかにより、費用も大きく変わってしまうため、事前にきちんと業者に相談することをおすすめします。

<1000万円以上>

ホームページリニューアルには1,000万円から数千万円の費用がかかるケースもあります。この価格帯なら、自由度の高いホームページリニューアルが可能となります。

デザインを一新して新機能やシステムを実装、ブランディングやSEOに力を入れ、なおかつ動画を盛り込むなど、思い通りのホームページを作れるでしょう。

近年、動画を活用したホームページの運用を行う企業が増えました。動画コンテンツを活用すれば、自社の魅力や強みをダイレクトに伝えられるメリットがあります。

自社で扱っている商品やサービスの特徴、魅力なども情報として伝えやすく、売上向上や利益拡大を狙えます。

これほどの費用が発生する大掛かりな規模のリニューアルとなれば、期間も相当かかります。半年から1年、もしくはそれ以上の期間が必要となる可能性もあるため、ホームページリニューアルの時期と照らし合わせて考えましょう。

ホームページのリニューアルについての詳しい情報は以下の記事で解説していますので、参考にしてください。工程別の費用目安などと併せて、リニューアル時の注意点なども掲載しています。

維持にかかる費用

ホームページを開設する際に気をつけたいのが、ホームページは作成して完了ではないということです。開設後には維持や運用をしていく必要があり、維持費や運用費といった費用がかかるので注意が必要です。

ホームページの維持・運用にかかる費用の項目は主に以下の8項目です。

1. サーバー費用

ホームページを運用する上で欠かせないサーバーの保持に必要な費用です。書いさyによって相場は異なりますが、レンタルサーバーを使用する場合、年間数千円〜数万円が一般的な相場と言えるでしょう。

2. ドメイン費用

こちらもホームページの運用に不可欠な、いわばWeb上の住所のようなドメインの保持に必要な費用です。ドメインは取得しても、年に一回程の更新が必要になります。ドメイン費用の相場は、年間数百円〜数千円が基本です。

3. SSL費用

SSLとは、セキュリティ強化の役割を果たすもので、SSLが導入されているページはユーザーに安心感を与えます。SSL費用とは、SSLを導入すると発行される「SSLサーバ証明書」の更新にかかる費用です。

無料で使える証明書もありますが、一般的な相場は数万円〜十数万円です。

4. コンテンツの更新・管理費用

良質なホームページを維持するために欠かせないのが、コンテンツの更新ですが、こちらもお金がかかります。更新の頻度や使用するツールによって相場が大きく変動するので、使用するツールのホームページなどで確認しましょう。

また、ホームページ作成を制作会社に委託した場合、一回の更新で5,000円程度が一般的な相場となります。

5. CMSなどの更新・管理費用

CMSを導入している場合、CMS利用料のほかバージョンアップに伴うメンテナンスや更新作業に必要な費用がかかります。多種多様なCMSがあるため、搭載する機能やライセンスの有無によってもかかる費用は異なります。

月に1回の更新作業が必要なケースでは、月額5,000円~10,000円前後が一般的な相場です。

6. トラブル対応費用

「サイトにアクセスができない」「関係のないコンテンツが表示されている」といったトラブルを未然に防ぐための監視や、起こってしまったトラブル対応にかかる費用です。

トラブルへの対応範囲、費用の相場は共に各制作会社、各ツールによって異なるので、あらかじめ確認することをお勧めします。

7. 広告費用

ユーザーの興味を引き付ける画像や動画、ビジュアルを重視したバナー広告、ユーザーが検索に用いたキーワードに連動するリスティング広告などを掲載するための費用です。

バナー広告には、クリック課金型やアフィリエイト広告のような成果報酬型などがあります。リスティング広告を採用する場合は、月額1,000円程度からすぐに出稿できます。

8. SEOなどのコンサルタント費用

アクセス数を増やし、問い合わせや売り上げなどの成果を上げたい場合、SEO対策を行うコンサルタントへ依頼するための費用です。費用は依頼の目的や対策内容によって大きく異なり、契約期間も会社によってまちまちです。

ただし、SEO対策にかかる費用は高額になることが多く、ブログやSNSの運用なども合わせて依頼する場合には、年額数百万円から数千万円ほどかかるケースもあります。

ホームページの維持費について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。維持費を安く抑えるコツも併せて紹介しています。

また、ホームページの維持や運用は代行会社に依頼することも可能です。適切に運用が行われずにサイトの信頼性が失われたりすることを避けたいという方は、外注を検討してみてもいいでしょう。

外注する際の費用感は以下の通りです。

サーバーやドメインの管理など、維持に必要な部分を依頼する場合:1~5万円
コンテンツ管理やSEOなど、サイトの改善の関わる部分を依頼する場合:5万円~

おすすめの運用代行会社としては、例えば株式会社Jクリエイティブ ワークスがあります。

株式会社Jクリエイティブ ワークス

引用元:株式会社Jクリエイティブ ワークス

メーカーや金融など、あらゆる業界において実績がある企業です。ホームページのフロー設計に強みがあり、クライアントへのヒアリング内容を軸に、成功を導くためのガイドラインやルールを策定します。

疑問や要望に関しても、メールや電話などでスピーディな対応を心がけている企業です。

ホームページ運用の代行について、詳しく知りたいという方は以下の記事を参考にしてください。費用や代行会社に関して、より詳細に解説しています。

まとめ

ホームページの制作や運用における、大事なポイントを紹介してきました。デザインに内容、注目すべき点は多岐に渡りますが、すべてにおいて大事なのは、顧客の目線に立つということです。

基本的な情報をすぐに見つけられるか、信頼できる医院か、どのような治療を行うのか。

これら、顧客が歯医者のホームページを見る際に求めている要素に明確な答えを用意すれば、必ず集客アップに繋がります。

掲載した3つの制作会社は、その実現を強力にサポートしてくれます。自らもホームページの知識を持ち、信頼できる会社に依頼する。こうすれば、間違いなく素晴らしいホームページができるでしょう。

この記事を書いたメンバー FLUX siteflow編集部
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