2022.10.13

【サンプル公開】ホームページの見積もり!項目や相場も紹介!

ホームページ見積もりの金額ってどうやって決まるの?」「見積書にはどんな項目があるの?」「見積もりを安くするにはどうすればいいの?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。

この記事を読めば、それらの疑問を解決できます。この記事では、

ホームページ制作の見積書のよくある6つの項目|一覧表付き
【サンプル公開】ホームページの見積書5選!
料金を安く抑えるためにできる3つのこと

について紹介します。ぜひ最後まで読んでみてください。

【前提】見積もり前にやっておきたい3つのこと

ホームページを外注しようと思った際、真っ先に制作費の安い制作会社を探してしまいがちですが、価格だけで発注先を決めるのは注意が必要です。

また、良い制作会社と巡りあえても、進めていくうえで指示が曖昧だと満足のいくホームページは作成できません。自社のホームページに必要な項目を理解しておかなければ、費用にも無駄が生じてしまいます。

まずは以下の3点についてしっかり確認しましょう。同時に、確認事項をRFP(提案依頼書)としてまとめておくのをおすすめします。RFPについて知りたい方は同記事内のこちらで説明していますので参考にしてください。

1. 目的を決める

まず、ホームページ制作のターゲットと目的の設定をします。自社のユーザーにより深く知ってもらいたいのか、あるいはこれまでの自社ユーザーではない潜在層に訴求したいのかによって、制作するホームページは変わります。

また、ターゲットに何を通じてどんなアクションをとってもらいたいのかもしっかりと決めておきましょう。たとえば転職サイトであれば、以下のように分けて考えることができます。

ターゲット:20〜30代の求職者
何を通じて:ホームページを見て
アクション:転職相談の問い合わせをしてほしい

目的・ターゲットが決定したら、それに見合ったホームページの種類も決定できるでしょう。ホームページの種類は大きく以下の4つに分けられます。

  • コーポレートサイト:企業の公式サイト
  • サービスサイト・ブランディングサイト:商品やサービス内容を紹介するサイト
  • ECサイト:ネット通販を行うサイト
  • LPサイト:1ページで商品のサービスや魅力を伝えるサイト

これらのサイトについてより詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。具体的なサイトの例や、ギャラリーサイトを紹介しています。

2. 予算を設定する

予算を決めておくことで、制作会社はどの程度まで機能を充実させるのか決めやすくなります。なるべく安くしてほしいなど曖昧な言い方をすると、制作会社は具体的な提案がしにくくなります。

「100万円以内にはおさえたい」のように具体的に予算を設定しましょう。また、この後紹介するホームページ制作の相場感なども参考にして、理想とするホームページを作成するためにいくら必要となってくるのかを検討してみましょう。

3. 納期を設定する

納期も可能な限り決めておきましょう。制作会社は同時にいくつもの制作を進行していることが多いので、リソースを確保しながら進めなければならないからです。納期が短いとクオリティが下がったり、費用が上がったりする場合もあるので、余裕を持って設定しましょう。

大前提として作るホームページの規模によって制作期間は異なります。目安として一般的な10ぺージ前後のコーポレートサイトの制作期間は2か月~3か月ほどです。また、通常のホームぺージに加えて、検索機能や予約システムなどのシステムを追加すると更に半月~1か月の時間が必要になります。

ホームページ制作の見積書によくある6つの項目|一覧表付き

ホームページ制作会社が出す見積書の項目には、様々な種類があります。以下で代表的な6項目を説明しますが、記載されていないもので気になる項目があれば、直接見積先に確認してください。

1. 進行管理費

プロジェクトが始まってから終わるまでの間、プロジェクトを管理するのにかかる費用です。主に「Webディレクター」や「プロジェクトマネジャー」の作業コストを算出したもので、プロジェクト進行費やディレクション費とも呼ばれます。

案件の大きさに比例して金額が上がるため、全体額と比較した割合で見積もりを行う制作会社が多いです。Webディレクターは制作を円滑に進めるために不可欠な存在なので、安易に値下げ交渉をするとホームページの品質に影響が出る可能性があります。

サイトマップ(サイト全体のページ構造)やワイヤーフレーム(サイトのレイアウトを決める設計図)を依頼する場合のサイト設計費も、進行管理費に含まれることがあります。

2. 企画費

プロジェクトのKPI(目標値)やコンセプトの決定、現状分析や競合調査など、プロジェクトに最も重要な企画部分の費用です。中にはミーティング費用も含まれます。

ホームページの規模や施策、構成の難易度によって金額が異なり、制作合計金額の10~30%で計算する場合もあります。

3. デザイン費

ホームページ内のレイアウトや画像作成など、デザイン全般にかかる費用です。制作会社によって、ページ単位で見積もりする場合と、人日単位で見積もりする場合があります。トップページと下層ページなど、重要性や作業項目数によって分けられていることが多いです。

どのページにデザインを行うのか、あらかじめ確認しておきましょう。ロゴの制作などは一般的に別料金です。

4. コーディング費

プログラマーがプログラミングコードを書いていく作業にかかる費用です。作業範囲はトップ~下層ページ、ランディングページ(LP)、バナーデザインまで及びます。

プログラミングスキルがなければ、リッチなホームページを作ることは困難です。現代はスマホファーストなので、見積もりにスマホ対策費が含まれているか必ずチェックしましょう。

5. 環境構築費

コーディング以外の開発費用のことです。サーバーやドメインの利用費、CMSの組み込み、お問い合わせ機能の設定、SSL導入などが含まれます。制作会社によって詳しい項目が異なるので、しっかり確認しましょう。

6. デバッグ費

ホームページが完成した後に、きちんと機能するかどうかを確認するための費用です。テストは地味ですが奥深い作業で、専門業者が行います。大きな制作会社なら全てのページを行えますが、小規模な会社の場合は項目を絞って行います。

具体的には、コンテンツ、フォーム、投稿機能などをチェックがおこなわれ、機能が複雑な場合は項目が増えます。

【サンプル公開】ホームページの見積書5選!

ここからは、実際に制作会社に依頼した場合の料金実例についてお伝えします。今回紹介している制作会社の料金実例はあくまでも目安となるので、気になる制作会社がある場合は、見積もりを取ることをおすすめします。

1. 株式会社横浜デザイン


引用元:横浜デザインお見積もり例ぺージ

5ページのコーポレートサイトを依頼した場合の見積もり例になります。初期費用は40万円で月額の保守・サポート費用が1万円です。横浜デザインではホームページ制作以外にもホームページの分析調査や改善、写真撮影などその他サービスも提供しています。

2. SIMPLE WEB


引用元:SIMPLE WEB制作料金・価格表ぺージ

10ページ程度の士業サイトを作成する場合、20万~30万円となるケースがあります。また、SIMPLE WEBではWordPressの既存テーマを使用する場合のホームぺージ制作も行っており、費用をおさえることもできます。

3. IT Force


引用元:アイティフォース お見積り例ぺージ

10ぺージの会社紹介とブログ機能のあるホームページを作成した場合の料金実例になります。15日の工数で18万9千円です。また、IT Forceでは「施工事例のコンテンツはグラフィカルにスライドショーさせたい」といった細かい依頼内容にもきちんと対応しています。

4. 流楽

引用元:流楽 お見積り例ぺージ

10ページのホームページを制作する場合、50万円程度かかります。オリジナリティのあるサイトにするための、企画構成料金やトップページデザインといった項目があります。

また、流楽では他にも予算に合わせた提案や制作を行っているので、気になった方は見積もりを出してみましょう。

5. Gridness

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-169-edited.png
引用元:Gridness お見積り例・料金例ぺージ

Gridnessでは20ページのサービス案内サイトを制作した場合は49万円50ページのWordPressを導入したサイト制作の場合は70万円かかります。また、既存のサイトをスマートフォンサイトにした場合は29万円かかります。

知っておきたい!ホームページ制作にかかる相場感

ホームページ制作の費用感は、サイトのジャンルや規模によっても大きく異なります。今回は一般的なコーポレートサイトやサービスページをベースとして、大体の相場感をご紹介していきます。

1. 制作にかかる費用の内訳

ホームページは基本的に分業して制作していきます。一般的に必要となる職種と規模や目的に応じて必要となる職種があります。ここでは、各職種の主な役割をご紹介していきます。

一般的な職種

  • ディレクター
    →ディレクターは、ホームページ制作全体の指揮を取り、クライアントを含めた関係者へのディレクションを行うのが主な役割です。
  • デザイナー
    →デザイナーは、ホームページのデザインを制作するのが主な役割です。
  • フロントエンドエンジニア
    →フロントエンドエンジニアは、HTML、CSS、JavaScriptといった技術を利用し、Webブラウザ側(クライアント側)を実装するのが主な役割です。
  • サーバーサイドエンジニア
    →サーバーサイドエンジニアは、フロントエンドからのリクエストに対し、適切なレスポンスを返すためのロジックを実装するのが主な役割です。

規模に応じて必要となる職種

  • アートディレクター
    →アートディレクターとは、クライアントからの要望に対する、ビジュアルデザイン全般を統括するのが主な役割です。
  • クリエイティブディレクター
    →クリエイティブディレクターとは、ホームページの要件が膨大な場合に、企画から制作過程までの幅広い業務全般を統括するのが主な役割です。
  • フォトグラファー
    →フォトグラファーは、ホームページの目的やコンセプトに沿った写真を新たに撮影したり、選定するのが主な役割です。
  • コピーライター
    →コピーライターは、ミッション・ビジョン・バリューといったコーポレートアイデンティティを含めた、メッセージのワーディングを考えるのが主な役割です。

2. 目的別の制作費

ホームページ制作にかかる費用は、ピンキリです。今回は、外部の制作会社にヒアリングし、一般的な企業のホームページ(コーポレートサイト)を作成するケースを前提に、制作費の相場を記載しておりますので、参考にしてみてください。

<50〜150万円>

制作費としては、かなり安価な金額帯と言えます。金額を安価に抑えるため、ホームページの作成方法としては、ホームページ制作ツールの既存テンプレートに用いて、開発することが多くなります。そのため、オリジナリティがあるホームページの制作などは難しいと言えるでしょう。

<150万円〜500万円>

制作会社に依頼した場合、この金額感に収まることが一番多いと言えるでしょう。ホームページの作成仕方としては、クライアントからのヒアリングベースで、0から作成する形が一般的です。

ホームページ毎の特徴を踏まえた上で、デザインやコーディングをしていくため、一定のオリジナリティやクオリティがある成果物を制作することができると言えます。

<500万円以上>

ホームページ・リニューアルや趣向を凝らしたホームページを新規作成しようとした場合、制作費は500万円以上かかってくるでしょう。この規模の制作になると、制作期間も半年前後かかります。

ただ、マテリアルとしてのホームページを作成するだけではなく、コーポレートブランディングの観点も0から一緒に考えたり、他にはないオリジナリティのあるホームページを制作することができます。

本記事ではおおまかな料金の紹介をしましたが、以下の記事ではコーポレートサイトやECサイト、LPサイトといったサイトの種類別により詳しく費用感を知ることができます。また、ホームぺージ制作に使える補助金についても紹介していますので併せてご覧下さい。

3. ランニングコスト

ホームページを公開するには、サーバーやドメインといったものが必要です。それぞれ、どれくらいの費用がかかるかを紹介します。

サーバー

ホームページを公開するためには、サーバーが必要となります。サーバーとは、簡単に言えば、データを保管する場所のことです。以下におすすめのレンタルサーバーをいくつか紹介します。

エックスサーバーConohaWingロリポップミックスホスト
初期費用3,300円0円1,650円0円
月額費用1,100円~931円~550円~1078円~
サイトの表示速度
無料常時SSL化
バックアップと復元0円0円有料0円
※月額費用は契約期間12ヶ月で試算

ドメイン

ホームページを公開するためには、サーバー以外にもドメインが必要となります。ドメインとは、簡単に言えば、インターネット上でのホームページの住所のことです。

一般的にURLは、ホスト名とドメイン名の組み合わせでできており、ドメインがなくては、ホームページを公開することができません。以下におすすめのドメインをいくつか紹介します。

.com.jp.co.jp.net
平均金額1,408円1,628円4,158円1,628円
特徴商用サービスや企業向け日本を意味日本国内で登記を行っている会社向けネットワークに関するサービス向け

引用元:お名前ドットコム

管理費

ホームページは制作費の他に、管理費がかかります。上記で、ご紹介したサーバー・ドメイン以外にも、SSL費・コンテンツ更新費・監視/障害対応費用・CMSなどの更新/メンテナンス費用などが発生することがあります。そして、ホームページを制作する上でポイントとなるのは、予めどういった費用がどれくらい発生するのかを把握しておくことです。

例えば、サーバー・ドメイン・SSLに関しては、ホームページを存続する上で、必ず発生しますが、コンテンツ更新費や監視/障害対応費用などは、制作会社に一定回数までは対応してもらうか、発生ベースで発注して対応してもらうかなど違いがあります.

自分たちのホームページの特徴を踏まえた上で、どういった管理をしていくべきかを事前に明確にしておくといいでしょう。

4. 制作費用が高い企業と安い企業がある理由

「A社とB社にホームページ制作の依頼をしたら、見積もり金額がピンキリで全然違って、驚いた!」という経験をしたことがある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

そもそもなぜ、制作会社毎に見積もりに差が出るのでしょうか?もちろん、一概には言えませんが、一つの判断軸として、見積もりの出し方に違いがあることが関係しています。

以下に制作費用が高い企業、安い企業がある理由をそれぞれまとめました。

製作費用が高い理由

人日単位で見積もりを算出するため制作費用は高くなります。費用感こそ高くなりがちですが、必要なリソースを考慮した上で、見積もりを算出しているため、ホームページ全体のクオリティは一般的に高くなる傾向にあります。

制作費用とクオリティは必ずしも相関関係にあるとは言えませんが、一つの判断軸として覚えておくといいでしょう。

制作費用が低い理由

ページ単位で見積もりを算出されるため制作費用は低くなります。注意点としては、費用が安い≒良心的な制作会社とは言えないということです。

一般的に、ページ単位での見積もりを算出する制作会社は、不必要にページを増やそうとする場合や、ページ毎のクオリティが落ちやすい場合があります。費用が安価に済む一方で、満足度の低い仕上がりになりやすい見積もりの出し方だと覚えておきましょう。

料金を安く抑えるためにできる3つのこと

この章では、ホームページの料金を安く抑えるためにできる3つのことを紹介します。ぜひ最後まで読んでみてください。

1. RFP(提案依頼書)の作成

RFPとは日本語訳すると提案依頼書のことを指し、制作会社に自社の要望を伝え、プロの視点で提案をしてもらい、求める結果を得るための資料です。

理想のホームページを作成するためにも、見積もり前に確認したホームページ制作の目的や予算・納期といった情報をホームページ制作会社へわかりやすく伝えなくてはなりません。そこでRFPがあると制作会社との意思疎通ができ、余分なサービスなどが含まれないので見積もりを安く抑えられます。

便利なRFPテンプレート

初めてRFPを作成する場合にはテンプレートの利用がおすすめです。始めに紹介するのは、「Web幹事」です。Web制作に関するさまざまな情報を発信しているサイトで、RFP作成に関するコンテンツも充実しています。公式サイトから、Word形式のRFPサンプルをダウンロードできます。

RFP・提案依頼書 サンプル(Word形式)のダウンロード|Web幹事
株式会社博報堂アイ・スタジオが運営しているホームページからも、RFPのダウンロードが可能です。メールアドレスをフォームに入力すると、ダウンロードページのURLが送られてくるので、そこからダウンロードしましょう。

RFP(提案依頼書)テンプレート-博報堂アイ・スタジオ
株式会社NTTデータビジネスシステムズの公式ホームページでは、RFPに関する基礎的な知識を発信しています。こちらのサイトからも、Word形式のRFPサンプルをダウンロードできます。全31ページとボリュームのあるテンプレートですが、所定のフォームに氏名や社名、電話番号などの情報を入力しなくてはなりません。

RFPサンプル無料ダウンロードフォーム|NTTデータビジネスシステムズ
また、以下の記事では見積もりを安く済ませる以外のメリットやRFPに入れておきたい項目などについて紹介しています。RFPを実際に作成しようと思っている方は是非参考にしてください。

2. サイトマップを作成する

サイトマップとはサイト全体のページ構成を地図のように一覧で記載しているページのことです。基本的にホームページ制作会社は制作するページ数で見積もりを作成することが多いので、必要最低限のページ数を自社で決めることでより安く見積もりを抑えられます。

サイトマップは以下の3つの手順に沿って作成することができます。

1. 伝えたい情報を書き出す

はじめに、ホームページを通してユーザーに伝えたい情報を全て書き出していきます。

例えば以下のような情報です。

  • 会社の名前
  • 会社の場所
  • サービスの内容
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • お知らせ
  • 採用情報
  • 企業理念
  • 従業員数
  • お取引先

2. 書き出した要素をカテゴライズする

次に、先ほど書き出した要素をどのようにページに振り分けるか検討します。同じページに記載できるものは同じカテゴリの中に集約しましょう。今回の企業ページを例にとると、下記のようなページに分けられます。

  • 会社概要(会社の名前、会社の場所、企業理念、従業員数、お取引先)
  • サービス紹介(サービスの内容)
  • お問い合わせ(電話番号、メールアドレス)
  • 新着情報(お知らせ)
  • 採用情報(採用情報)

3. カテゴライズしたものを階層で組み立てる

ページ分けするカテゴリが決まったら、それぞれのページに対してトップページからどのようにアクセスをつなげていくか、階層構造にしてわかりやすくまとめていきます。トップページを一目見ただけで、そのサイトがどんなページで構成されているのかわかることが重要です。この「ページの構成」のことを「サイトマップ」といいます。

また、サイトマップを組み立てる際には以下のようなツールを利用することをおすすめします。

Lucid


引用元:Lucid chartサイトマップ紹介ページ

Lucid chartは資料作成や情報共有、業務フローの可視化を行うためのツールです。サイトマップだけではなく、相関図やフローチャート、年表作成などのソリューションを取り揃えています。無料で使えるプランもあるので初心者の方でも始めやすいツールです。

3. ワイヤーフレームを作成する

ワイヤーフレームとは、ホームページのコンテンツやレイアウト(配置)を確認して、整理するための構成図です。各ページを制作する前にレイアウトを決めておくことで、サイト全体の統一感を保てます。

ワイヤーフレームを作成する上でのポイント

ワイヤーフレームの出来次第で、後々の作業のやりやすさも変わってくるので、以下のようなポイントに注意して作成します。

  • スッキリしていて見やすいか
  • 最も伝えたいことが目立っているか
  • ユーザーの知りたい情報がどこにあるのかわかりやすいか
  • ある程度サイト内を回遊できる作りになっているか
  • パーツの種類

カラムレイアウトを決める

カラムとはホームページに掲載する各パーツを配置する際の段組みのことを指します。カラムの種類はシングルカラムレイアウトとマルチカラムレイアウトの2種類に分類されます。作成したサイトマップを参考にしながら、適切なカラムを選択し、レイアウトを完成させましょう。

以下の記事ではカラムの種類ごとの特徴を紹介しているので是非参考にしてください。

制作費用以外で見積もりの際に気をつけるべき3つのポイント

ついつい制作費が安い会社を選びがちですが、制作費以外で見積もりの際に気をつけるべきポイントについて説明します。いくら制作費が安くても、納期や品質が守られなければ本末転倒です。

1. 窓口の対応

窓口の対応が悪いと、こちらの意見が伝わらず納期や品質に影響が出ることがあります。窓口の対応が悪い理由には、予算が関係している可能性もあります。相談に乗るということは時間も費用も使うため、余計なコスト削減のためにメールのみで対応する会社もあるからです。

しかし、満足のがいくホームページを作るためには話し合いによる意見のすり合わせが不可欠です。しっかり話を聞いてくれる制作会社を選びましょう。

2. ホームページ公開後の保守・運用の有無

いわゆるアフターサービスです。ホームページは作って終わりではなく、引き続き同制作会社に保守・運用もお願いする場合がほとんどです。制作会社によっては運用までカバーされないこともあるので、ホームページ公開後の保守・運用の有無や、対応範囲をしっかりチェックしましょう。

ホームページは適時情報更新やブラッシュアップしてこそ、集客力が上がっていきます。運用だけ別会社に頼むとなると、また最初から説明しなければなりません。保守・運用をしてもらえるか、その場合いくらかかるのかも確認してください。

3. 要件定義書の確認

要件定義書をしっかり確認してから、制作会社に本格的なシステム構築作業に入ってもらいましょう。要件定義書とは、制作会社が「こんな条件でホームページを作りますよ」と文書で示して顧客の合意を得るものです。

専門知識がなくても理解でき、自社が抱える問題解決の道筋が明確になっているか確認しましょう。以下の項目については特に注意してください。

1. 必須要件と希望要件の策定

制作を依頼する際には、色々と要望を伝えます。しかし、費用などの条件によって、全ての要望が叶うわけではありません。制作会社と話し合って優先順位をつけましょう。

システム開発における要件には、必須要件と希望要件の2つがあります。必須要件は必ず実現したい要件で、希望要件はできれば実現したい要件です。要求を細分化することで、より希望にあったホームページが制作できます。

2. 閲覧環境の対応範囲

ホームページの閲覧環境の対応範囲を確認しましょう。現代はPCだけでなくスマホやタブレットなど、様々なデバイスが使われています。

Windows、Mac、iPhone、AndroidなどのOSやブラウザやモニター解像度について確認し、できるだけ多くの閲覧環境から見られるホームページだと、閲覧数が増えるでしょう。

ここまで、制作会社を選ぶ際のポイントについて見てきましたが、特に初めてホームページを作成しようとしている方は制作会社選びに戸惑うことも多いでしょう。また、それ以外にも制作の手順や費用相場など気になることがたくさんあると思います。

失敗しない!ホームページ制作会社を選ぶときの3つの手順

ここまで見積もりに関して説明してきました。本章では、自分に合ったホームページ制作会社を決めるまでの手順について説明します。

1. 複数社見積もりをとる

ホームページ制作は制作会社によって費用や条件が大きく異なります。必ず複数社の見積もりをとりましょう。コンペや相見積もりという手法の他、簡単な見積もりならば一括で数社から受けられるサイトも多くあります。ただし、数が多ければいいというわけではなく、厳選した3、4社程度から提案を受けることをおすすめします。

2. ホームページ制作会社を比較する

複数社から見積もりをとったら、同時に以下の項目で比較検討しましょう。

  • 自社の目的・予算に合ったサイト作成ができるか
  • フロントの対応は適切か
  • 制作会社の実績に魅力的なホームページがあるか
  • 自社と同じ業界の実績があるか
  • 開設・リニューアル後のサポートはしっかりしているか
  • ホームページの更新やページの追加は自社でできるか
  • 制作会社(業者)のホームページがしっかり更新されているか

3. 自分に合ったホームぺージ制作会社を選択する

最後に、見積もり・提案書を確認して、希望通りの予算や納期になっているか、希望通りの提案内容になっているか、不明瞭な点はないかなどをチェックします。

金額だけで制作会社を決めると全くCVに繋がらないホームページができあがることもあるので、制作実績、制作メンバー、ブログ、ホームページの更新頻度の4点がしっかりしている制作会社を選びましょう。

可能ならば直接会って、信頼できる業者かどうか確認することをおすすめします。

もう少し制作会社を検討したい方は以下の記事で特徴別に制作会社を紹介しています。また、見積もり以外で気を付けるべきポイントも記載してありますので是非ご覧ください。

まとめ

ホームページ制作会社を探す際に、抑えておくべき重要なポイントについてまとめました。制作を依頼する際には、ターゲット層や目的、予算などの事前確認をしっかり行いましょう。

また、複数の制作会社を多方面から比較検討することが重要です。相見積もりの段階では費用以外の面にも気を配り、目的や予算に叶ったサイトを作成してくれる制作会社を選びましょう。

この記事を書いたメンバー FLUX siteflow編集部
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